第12話 ギャグコメディは唐突に ページ13
NOside
桜「……A、お前は優しい人間だ。
血も涙もない死神なんかじゃない。
だから…」
ポンッと、Aの頭に桜備は手を乗せた。
桜「だから、辛いときはもっと大人を頼りなさい。」
一人で解決しようとせずに、もっと周りに助けを求めなさい。
そう諭す桜備に、Aは少し驚いたように彼の目を見つめた。
貴『大隊長………
…私触られるの好きじゃないんでやめてください。』
森「ブフォッ」
桜「あれ今結構真剣なシーンじゃなかったか？？」
ぺいっと振り払われた手に困惑した桜備は思わずそんな変なことを口走る。
あまりにも唐突に雰囲気をぶち壊すAに森羅は爆笑。桜備がお前笑うなと怒るが森羅はすみませんと言いつつ笑うのをやめられない。
ア「お前肩組みとかも嫌いだもんな」
桜「だからって今の雰囲気で振り払うか！？」
振り払われた事が相当ショックだったのかそんな振り払わなくてもといじけ始める。
貴『女々しい男は嫌われますよ、大隊長。』
桜「誰のせいだと！？」
車内は一気に和やかな雰囲気に包まれるが、未だに先ほどのいい感じの雰囲気に取り残されてる者が一名。
茉「お父さん系上官✕イケメン姉御肌…！」
ｱｲ「(茉希さんがまたお花畑化しちゃってます…)」
すっかり明るい空気になったまま、第八へと帰ってきたA達。
マッチボックスを降りようとした瞬間、ガシッとAの腕は何者かに掴まれた。
それは…
茉「一緒にシャワー入りましょうA！！」
ｱｲ「(逃げてAさん超逃げてっ！！！)」
脳内お花畑こと茉希であった。
貴『あ、すみません私シャワーはボッチ派なんで。』
茉「そんなっ！！」
森「そういやお前いつもシャワーとか風呂とか一人で入るよな。」
A曰く、同性でも裸を見られるのは嫌らしい。
茉「そんなこと言わずに！！ね！？」
貴『嫌です』
NOと言える女、A。
キッパリという効果音がつきそうなほどはっきり断るA。しかし茉希も中々諦めない。
茉「お願いです！！」
貴『嫌です』
茉「一生のおねが」
貴『嫌です』
茉「どうしても…」
貴『嫌です』
森「Aが嫌ですbotになってる…」
うううと唸る茉希に後輩困らせちゃ駄目だろ〜と軽く注意する桜備。
火「桜備大隊長の言う通りだ。先輩がだらしない姿を見せてどうする。いつまで後輩気分でいるつもりだ。」
茉「いだだだだだご、ごめんなさいいい！！！」
火縄のアイアンクローによってAは茉希のしつこい誘いから開放された。
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ふたば(プロフ) - この作品とても面白くて大好きです！夢主ちゃんのスパダリっぷりに思わずキュンキュンしてしまいます笑これからも執筆頑張って下さい✨ (2021年10月25日 0時) (
レス) @page50 id: 4559ad2a7b (このIDを非表示/違反報告)
夜月 - すごく面白いです！更新頑張ってください！ (2021年9月30日 18時) (レス) @page2 id: cc011a7ffe (このIDを非表示/違反報告)
陸(プロフ) - 色々ありますよね、大丈夫ですよ！ (2021年9月20日 0時) (レス) id: 19eff5b33e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：3度の飯より推しが好き | 作成日時：2021年9月18日 20時
