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seventeen ページ17
Aは、一生懸命話そうとしてくれた。
時々頬を伝う涙を拭いながら
その度に俺がAの背中をさすって。
途切れ途切れになる言葉を、Aが一生懸命繋ぐ。
「私、彼氏とかできたことなくて、告られたこともなくて、舞い上がってもうて。でも、実際付き合って、最初はめっちゃ楽しかったんやで、？」
その時は、ほんまに嬉しそうになって、にっこり微笑んだ。
そして、Aは、
最初は、な
と寂しそうにつぶやいた
わからん、Aがわからん。
楽しかったんやろ、？
めっちゃ楽しかった言うてんのに
めっちゃ悲しそう。
めっちゃ、めっちゃ
めっちゃ涙でとるやん。
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作者名：Ｍ(i｡・ε・｡o)∞west | 作成日時：2014年11月26日 20時
