今日:4 hit、昨日:0 hit、合計:362 hit
小｜中｜大
大丈夫 【os】(同棲) ページ4
大丈夫。os夢
プルルルル、と着信音が鳴り響く。
電話に出ると相手は恋人だった。
os｢ごめん！電話出来なくて、｣
｢...早く帰ってきて...｣
os｢うん、もうちょっとやから。｣
走っているのかはあはあと荒めの呼吸音が聞こえる。
わかった と返事をして電話を切り、帰りを待った。
os｢あ〜、びちゃびちゃ、、ただいま、A｣
｢おかえり、！！｣
突然の雨に当たった彼は肌が透けて見えるほどに濡れている。
私はお構い無しに彼に飛びつき、強く抱き締める。
os｢ちょちょ、汚いで？！｣
｢雷...｣
os｢...そっか...｣
私はかなりの雷恐怖症で音も光も全くダメだ。
心を許せる第三者が居ると恐怖が軽減するのは雷恐怖症の方によくあるらしいのだが、私もその1人。
彼が居ればなんとか平気だと思える。
os｢大丈夫、大丈夫やで、A。｣
os｢俺がおるから大丈夫。｣
os｢怖くないで、大丈夫｣
大丈夫 と繰り返しながら抱きつく私の頭を優しく撫でてくれる。
我慢していた涙が込み上げてきて一気に溢れ出す。
os｢...A、こっち向いて｣
顔を上げるとにこっと笑い、そっとキスを落としてくれた。
os｢ん！大丈夫やろ？｣
大きく頷き、雨で濡れて気持ち悪いであろう彼を抱きとめてしまったことを謝り、荷物を片付けるのを手伝った。
os｢うーん、まだ鳴っとるね...｣
｢うん、でも大丈夫...お風呂行ってきていいよ？｣
os｢.....一緒に入る？｣
＿＿＿＿
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ぽん | 作成日時：2021年1月23日 1時
