【H×H】イルミさん(殺し屋)と私(凡) (ページ23)

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イルミ22 ページ23

部屋の戸に目を向けると、そこにはイルミがいた。

『イルミさん！』

「やぁ、待ってたよ。」

やはり私の予測は当たっていたようだった。

男は待ちわびたようにナイフをくるくると回すと舌で舐めた。
さっきの態度とは大違いだ。

(きも)

「こんなことして楽しいの？ねぇ、

ヒソカ。」

『？！？！ヒソカ？！』

「…………バレちゃったね」

男はそう言うと、外見が変異しピエロの格好と、ヒソカの顔に変わった。

「なんでわかった♠」

「そんなの一目見てわかったよ。まさか君がこんなことをするなんてね。」

(ひ、1目とは。)

私が見ても気づかなかったのに、、

イルミはこれまでに見たことの無い殺気を出している。ここまで殺気が伝わってくる。恐ろしい。
さすがゾルディック家の長男だ。

「君がしたことの意味はわかったよ。
俺の気持ちをハッキリさせるためと、Aが捕えられれば、俺と戦えると思った。だろ？？」

「ピンポーン。あたり♠」

ヒソカはそういうとトランプをくるくる回した。
この人、そういう外道なことする変態だったのか、、

イルミは少しずつ殺気が強くなっている。
ヒソカを殺す勢いで。

それを見てヒソカは興奮している。
しかもアソコが、

〇っている。デカい

「あぁ、君はやはりAの事を好いていたんだねぇ、ここでハッキリさ♠」

「そんなことは俺が1番自覚してる。早くそんな茶番やめてAを離せ。早くしないとお前を、今すぐ殺すよ？？」

ヒソカは私を解放させるとイルミの方へ返した。
まるで人を物のように利用して、
戦闘狂にも程があるわ！

「今のイルミ。やっぱり最高だよ、そのまま俺にかかっきて♡」

「ほんとにそれでいいんだね。お前は後悔するよ？？」

ヒソカは舌なめずりをすると戦闘の構えをした。

(だ、だめだろ！こんなことは！！)

『だめ！！イルミ待って！！』

揺さぶり、
私は早まるイルミを即座に止めた。

『ヒソカの変態さと戦闘好きは分かってるから！！それに、私が原因で2人に、、、、殺し合いをして欲しくない』

「A……。」

その時、イルミの殺気は収まった気がした。
そうだ。この2人に喧嘩して欲しくないし何より目の前で殺し合いをして欲しくない。

その瞬間、イルミは私を抱きしめた。

キツく。