【H×H】イルミさん(殺し屋)と私(凡) (ページ3)

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イルミ2 ページ3

はぁ、はぁあぁはぁはぁ

『こ、ここ、どこぉ、、』

確かに住所を教えてくれたのに、周りは森に囲まれていた。しかも少し不気味で怖い

今まで3時間も歩いてきたのに、、まだつかないのか、、

ケーキを片手にどんどん森の奥地へ進む。
もう少しで暗くなる時間だと言うのに、、
一向に道がわからない

『！』

頭に水が落ちてきた。
と、次第に強くなってきた。

『え、うそでしょ！！急に！』

私は近くにあった大きな木の下に移動した

(はっ！ケーキ！！)

見ると、袋だけ濡れてギリ無事だった。

(はぁ、よかった、、)

あーどうしよう、、なんか怖い。
少し暗くなってきたし、道もわからくなってしまったし、この寒い中ずっと止むの待つのも、、。

私は寒さにじっと耐えていた

｢君。こんな所で何してるの｣

『うぉあ！！』

隠れていた木の後ろからいきなり声がして
驚いて思わず変な声が出てしまった

そっと振り返ると

長い髪の少年が立っていた。しかも、、

(イケメン、、、)

｢ん？僕が？｣

『え？！』

｢え、なに。声出てたよ｣

その美少年は私の持ってるケーキをまじまじと見てきた。

｢そのケーキ抱えて何してるの。｣

『あ、これはですね、
は！！！これを届けるためにここに来たんです！
でも道に迷ってしまいまして』

美少年はふ～んと言って顎に手を当てている。

それにしてもこの人なかなかのイケメンだけど
目が大きいし死んでるな、、

｢ちゃんと住所教えてくれたの｣

『はい、でもずっと探しているんですけど見当たらなくて、』

どれどれと言って住所を見せると彼は反応した

｢この住所うちだようちんち｣

『えぇ？！』

｢いや、ほんとほんとこりゃあ来れないわけだ。よくお母さん教えたな配達に｣

まさか、この人の家の？！
偶然すぎて言葉も出ない、、

『じ、じゃあそこの家まで案内してくれませんか？
ケーキ届けたいので、』

｢ん？案内できないよ。うちんち殺し屋家だから｣

・・・・。え？

『え、あ、あのー。今、なんて？』

｢だから、殺し屋の家だから。君、殺されちゃうかもよ｣

カチーンと体が岩になった。
私そんな所に配達に行く所だったのかあ

彼は私の持っているケーキを奪った。

『え！なんですか！』

｢これは俺が自分家に持ち帰るから。だからいい｣

『あ、ありがとうございます、、、』