【H×H】イルミさん(殺し屋)と私(凡) (ページ17)

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イルミ16 ページ17

私がスープを持ってイルミのとこに戻る。

『おまたせ。Aスペシャルスープ』

｢スープの粉入れてお湯注いだだけじゃないの｣

『うっ』

まぁまぁいいじゃんと誤魔化しながら、2人でスープを飲んで温まった。

(ふぅ、、あったか)

コトンとスープを置くと、私は昨日あったヒソカ、という人の話をしてみることにした。

『ねぇ、イルミ。昨日ヒソカって人が来たんだけどね。あの人なんだか変だった』

その時、イルミの眉毛がピクっと少し動いたのが分かった。
この人あんまり表情筋動かないのに、、

｢あいつ、変態だからね。気をつけた方がいいよ｣

『へ、変態w』

｢てか、俺も大概なんだけどね。｣

(？、、、、？！)

イルミは急に顔を近づけてきた。

顔の距離は20センチ。これ以上は危険地帯だ
彼は私を上から下までマジマジと見つめてきた。

｢君、こうやって男の人を普通に家に入れるの｣

『……？』

｢そういうの。やめた方がいいよ。
狼に襲われちゃうからね。｣

彼は顔を耳に近づけると、小声で呟いた。

また胸の鼓動が早くなってきた。
私の心臓はどんどんなっている。さっきよりも確実に。

『お、おおかみ、、、はぁ、』

｢そっ。俺がそうじゃなくてよかったよA。

でもー……、

まだ、ね。｣

彼は私から離れると、目だけ笑わずに口角を上げた。

さすがに私もゾクッとした。殺気はないはずなのに。

『も、う。冗談はやめてよね。はーびっくり』

私は二人分のコップをもつと急いで台所へ向かった。

(な、なにあれ！？//)