【H×H】イルミさん(殺し屋)と私(凡) (ページ16)

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イルミ15 ページ16

｢だから、俺が送ってくって｣

『いや、大丈夫。なんとか走ってみる
というか、申し訳ないし、、』

｢走ってみるって、風邪ひくよそんなん｣

『.........。』

彼の手を見ると傘を持っていた。

この人、私と違ってちゃんと傘もってきてるよ、、
やっぱ年上の余裕は良き。

『じ、じゃあお言葉に甘えて。ゴメン』

｢その方がいいでしょ、ほら。｣

バサッと傘を広げ、私に手招きをする。

その下に入ると、傘は一人分の大きさしかないせいか、彼が私を引き寄せて歩き始めた。

………初めて、男の人との相合傘

彼に胸の高鳴りが分からないように私は歩いた。

__________・・・・・・

｢よし着いた。君の家はここだよね。｣

『うん、ほんとにありがとう！今度から傘持ってこなきゃ』

｢怪しい雲行きなのわからなかったの？｣

図書館から私の家からは1キロ半くらいあったが、
ずっっっとくっつきっぱなしだった。

しかもイルミの肩男の人っていう硬さだったし、
髪の毛から香ってくる匂いが、、
とりあえず”漢！！,,と改めて思い知らされた

内心まだドキドキしてるのだが

(！)

狭い傘で歩いてたせいか、イルミの肩はびしょ濡れだった。
私に気をつかって濡れてくれたのだろうか。私はなんてことを……泣

『イルミ！肩、、』

｢ん？あぁ、濡れちゃった。血より全然平気だよ｣

ここの場面で血ｯｯ
本当にこの人とは住む世界が違う。

『とりあえず、着替えてってよ。そのままで帰るのも風邪ひくよ』

イルミを店に入れ、私は少し大きめのダル着を持ってきた。

(はぁ、タイムセールで買っといて良かった…)

ダル着、イルミにはサイズぴったりみたいだった。

｢助かったよ。｣

『いーえー！
そこにこたつあるから入って温まっといて！
飲み物持ってくる！』