魅惑の花

最後のステージ ページ36

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洸人「なんか俺らいかつくね？」









『ほんとだ〜笑』









柾哉「Aが1番いかつい」









3人で鏡の前に並んで

お互いの姿を確認し合う









洸人もいつもとは違う髪型

すっごく似合ってるし男前でかっこいい









『こんなにかっこいいのは初めてかも』









Aも今日は

いつもと違ってオールバック









雰囲気がガラッと変わり

すっごくかっこいい









将吾「うわ〜みんなかっこいい」









理人「えぐいえぐい」









白の衣装を身に纏うたじと理人









『2人ともすっごい似合ってるね』









洸人「めっちゃかっこいいじゃん」









今日のみんなはいつもと違って

かっこよすぎる









柾哉「もうこりゃ
みんなデビューだわ」









すると、突然









洸人「え、笑」









将吾「理人君なんで泣いてんの笑」









急にしくしくと泣き始めた理人









『なんで泣くんだよ〜』









理人「だって、今日で最後だからっ、！」









ハナちゃんの肩に顔を埋めて

肩を震わせている









柾哉「理人ってそんなキャラだっけ？」









洸人「意外とピュアなんだって
からかってやるなよ」









将吾「そうそう、まだまだ
お子ちゃまなんだから」









泣いている理人を

3人でおちょくる









理人「みんながいじめてくる〜」









『ねぇ〜ほんとありえない
弟がこんなに悲しんでるのにね〜』









案の定Aに泣きつく理人









洸人「おま、ハナを味方につけるなよ！」









将吾「卑怯者〜」









そんなやり取りを続けていると









" 練習生の皆さんは
ステージ裏に移動してください "









いよいよ始まってしまう

みんなで立てる最後の舞台









柾哉「じゃあ、行こうか」









" 行こう "









この時はなんでも出来る気がした








きっとそれは









俺の隣に









みんながいてくれたからだろう









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