【ONE PIECE】緋いゼラニウム (ページ3)

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貴方side

9年前

『父さん、また仕事？』

父「あぁ、お前らには迷惑かけてばっかりだな」

『そんな事ないよ！』

父「…お前に、頼みたいことがある」

『何？なんでも言って！』

父「母さんを、俺の分まで守ってくれ！」

『………ど、どうして？そんな事言うの？
父さんが守ればいいじゃん!!』

父「俺には守れないんだ!!!!!!!!」

『！………っ、やだよ。や、やだよ！』

嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ！

嘘、、、だろ？

父「いいか、A。ちゃんと聞いてくれ！
……俺は今から、戦いに行く。生きるも死ぬも確率は五分五分ってところだな」

『…じゃあ、行かないでよ！』

父「そういう訳にはいかない。俺には部下がいる。部下の為にも俺は行かなきゃいけねぇ。」

父「だからな、A。お前が母さんを守ってくれ！俺が人生をかけて愛した大切な女だ。」

っ、そんなこと言わなくてもわかるよ……

『……ん。分かった………でも、簡単には死ぬなよ！俺の父は偉大だったって、とっても
…っ、とっでも゛……ｸﾞｽｯ』

父「…あぁ、簡単にはしにやしねぇ。最後まで諦めたりしねぇさ。………約束だぞ」

『ん゛、や゛ぐぞぐ……っ、ﾋｯｸ』

父「っ……そんなに、男がなくんじゃねぇよ。…っ、」

父「……お前は、俺の誇りだせ、A」