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雨季「以上が私の過去です。……どうか、私に優しくするのはお止めください」
加州「なんで!主だって幸せになってもいいんだよ!」
雨季「……幸せになど、なれません。私はお父様によって穢れてしまった身に御座いますから」
そう、私は幸せになってはならない。ずっとそう言われてきた。子を成すこともなければ死ぬまで独り身。
それが当たり前だから
加州「じゃあ、俺が幸せにしてあげるから!俺が主を守るから!」
雨季「いけませんよ、加州さんは神様で私は支える者です」
加州「じゃあ、神様の決定には逆らわないよね?」
雨季「もちろんです」
加州「じゃあ、他の刀剣が来る前に俺達だけの秘密の決め事だよ。
・主が相手をするのは俺だけ。他の刀剣には指一本触らせない
・主は俺の事を加州さんじゃなくて、きよって呼ぶこと
・俺は主を、雨って呼ぶから
・この呼び名は他の人には呼ばせないこと
以上だよ」
雨季「……ッ!呼べない…清としか声が出ない…言霊を使いましたね、それで縛れるのは神様が惚れた者のみなのに……私などに」
清は笑って、本気だって伝わった?とたずねてきた。
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