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お母様が亡くなり3年が過ぎて私達は10歳になった。
もう3年で私は審神者に雪は家を継ぎ、この家ともさよならできる。ただ、雪が心配なだけ……
その時、扉が開いて雪が入ってきた。
雨季「姉様、どうかなさいましたか?」
雪「姉様大丈夫です、今は誰もおりませんから雪とお呼びください。それより、これをお母様から姉様にお預かりしておりました。
お母様が亡くなってから3年目の年に見せるようにと」
雪の手には小さな包みがあった。受け取り開けると包みの内側には優しいお母様の文字で
「この包みが貴女の元に渡るときは、私がこの世を去って3年目のはずです。貴女の支える本丸で素敵な出会いがあることを、お母様はずっと願っています」
目から涙が溢れる……お母様は私達双子の支えだった。
雪「私もお母様からの包みを貰いました。この3年間、お母様のお世話をしてくださった方がお父様から隠していてくださったのです」
雪「お母様から、姉様を支える役目を頂きました。必ずお守りいたします!」
その夜だった
嫌な予感がまたして
雪に「私が戻らなかったら、貴女は本物の雨季として生きなさい」と最後の会話をして別れたのです
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