37話文化の違い ページ39
A「家の風呂が使えないの。
どうすれば入らせてもらえる？」
「まあ、宿泊するなら別かな…平日だから人も居ないし、良い部屋用意するぞ。てか、猫は…」
A「泊まるならいいのね？いくら？」
明日学校だけど…早朝に出ればなんとか…。
「いいけど…猫…」
そういえばこの少年は金髪碧眼なのね…。
ロシアも高身長の男性が多いし、まさかこの人も。
待って、今更だけどこの子供吸血鬼っぽい。本物？いや、わざわざ客を出迎えるなんてあり得ないわ。
きっとそういう売りなんだ。最近吸血鬼絡みで頭がいっぱいだから…早とちりするところだった。
「おーい」
A「あ、はい？」
「さっきから言ってるけど、風呂にペットは禁止だぞ。」
再び立ちはだかる壁。
マロと入る気満々だったのに。
私はまたしつこく金髪少年に問いただす。
A「そんな事ないわ。日本の温泉には動物が集まるんでしょ？
だからペットもセーフよ」
・・・
俺は千駄ヶ谷鉄。14歳。
レジ台に堂々と座っているのがヒューだ。
俺は接客中だけど、相手は外国人みたいだ。
その割りには日本語が上手い。
「そんな事ないわ。日本の温泉には動物が集まるんでしょ？
だからペットもセーフよ。」
…何か勘違いしてるな。
というより、ペット禁止って言ったのに何故かペットもセーフだと主張する。
それとこれとは別だけど…客をがっかりさせる訳にはいかねえ。
俺は特別に自分が使う風呂場の方に案内した。
本人も風呂であれば何でもいいとのことで了承できた。
猫連れで行ったら他の客が驚いちまうからな。
鉄「ここだ。好きに使ってくれ。
あと鍵の部屋番号に行くんだぞ。
一時間後くらいに俺も使うからその間に出といてくれ」
A「ご苦労」
戸を閉め自分の仕事に戻る。
部屋に料理を持って行くか。
ヒュー「鉄、我輩は嫌な予感がするぞ…」
鉄「そうか？」
・・・
やっとこの汗を洗い流せる。
壁を乗り越えた褒美ね。
少年もとても親切な方だった。
ドキドキしながら入ってみると少々狭い風呂場だ。奥にもう一つ扉がある。そうか、これが所謂露天風呂というものか。
急いでマロと体を洗いお目当ての露天風呂に行く。因みにマロは猫のくせに風呂が大好きよ。
一体どんなものか興奮しながら見てみると、目の前には木の素材で出来た大きな入れ物がど真ん中にある。
A「これ…樽…よね？」
日本では一軒に一つずつ樽を置いているの？
なんて新しい…。
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ナタデココ(プロフ) - 夢主の本性がどのようにバレるのか､果たしてバレないのか、今から楽しみです！！ (2016年9月13日 21時) (
レス) id: 67a39a2c5a (このIDを非表示/違反報告)
レモンティー(プロフ) - 黒乃栖+眞姫那@虚飾.og66661akasim.liarさん» コメントありがとうございます！更新停止の予定は無いのでご安心下さい^_^ただ、学生であるため土日の方が多く更新することがあります。とても励みになりました！これからも頑張りますね( ´ ▽ ` )ﾉ (2016年9月10日 9時) (レス) id: a1258340ec (このIDを非表示/違反報告)
黒乃栖+眞姫那@虚飾.og66661akasim.liar - とっても面白かったです！更新頑張ってください!!応援しています!続き待ってます！更新停止だけはやめてください…！ (2016年9月9日 23時) (レス) id: 1536a576c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レモンティー | 作成日時：2016年7月25日 13時
