34話自覚 ページ36
____「だ…ぶか？」
____「は……みて…ます」
誰の会話だ。私は今…
A「…ここは」
真っ白な天井に緑のカーテン。
隣をこっそり開いてみるとベッドがある。
ここは保健室のようだ。
城田君は？クロ君は？
あの少年は…。思い出せない。
頭を抱えて必死に思い出そうとしていると目の前のカーテンを誰かが開けた。
桜哉「お。起きたか」
A「さっくん…私を運んでくれたの？」
桜哉「それは虎雪が。俺下敷きになっててあんま理解できないけど…真昼が拉致られたとかなんとか」
やっぱり…。先に行っちゃたんだ。
桜哉「お前が突然倒れたってクラスの人が言ってたけど、熟睡してたな」
時計を見るとあれから10分程度しか経っていない。自分では長い間眠っていたかの様に感じる。
桜哉「……どうかした？」
A「何でも無いわ。文化祭準備を手伝わないと」
次城田君に会ったら何があったか洗いざらい吐いて貰おう。
桜哉「…。」
・・・
ー数分前
桜哉「こいつ爆睡してるな」
虎雪「翡翠さん凄く寝顔可愛い！」
ベッドの上で規則正しい寝息をするA。
今こうして俺と虎雪が普通に喋っても目を覚まさない。
生きてんのか？
虎雪「じゃあ桜哉面倒よろしくね」
桜哉「おう」
本当は真昼の方が良いはずなのに。
こんな時に限っていないなんてな。
A「すぅ…」
…虎雪が言ったように寝顔は可愛いな…。
桜哉(なに言ってんだよ！？
そんな事思うのは絶対許されねェよ)
熱くなる顔を抑えながら再度Aを見る。
お前はさ。いつも熱心だよな。
見ているだけでいいって、そんな言葉で片付けられないほど真昼を想っているくせに。
中学の頃から知ってるんだ…
不本意でも俺はお前を見てたから。
けど、真昼はちっとも気づいてないよ。
お前の気持ちに何の意味がある？
�猝觜垢�ししただけよ��
俺に嘘をついてまで……もっと頼って欲しいのに。
俺を忘れないで。
俺はこんなにも想って…。
桜哉「……あっ…ぁ…？」
こんなにも…想って？
自ら吐いた言葉に違和感を覚える。
俺はあくまでサポート役。
自分で言った。
真昼は親友。Aも大事なと…
それ以上先は言葉が喉に引っ掛かり出てこなかった。何処かで認めたくないと拒否し続け、自制をかける。
だが、それも無駄な足掻きとなった。
桜哉「そうか…オレは………」
俺は、いつの間かAに友情以外の別の感情を抱いていた。
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ナタデココ(プロフ) - 夢主の本性がどのようにバレるのか､果たしてバレないのか、今から楽しみです！！ (2016年9月13日 21時) (
レス) id: 67a39a2c5a (このIDを非表示/違反報告)
レモンティー(プロフ) - 黒乃栖+眞姫那@虚飾.og66661akasim.liarさん» コメントありがとうございます！更新停止の予定は無いのでご安心下さい^_^ただ、学生であるため土日の方が多く更新することがあります。とても励みになりました！これからも頑張りますね( ´ ▽ ` )ﾉ (2016年9月10日 9時) (レス) id: a1258340ec (このIDを非表示/違反報告)
黒乃栖+眞姫那@虚飾.og66661akasim.liar - とっても面白かったです！更新頑張ってください!!応援しています!続き待ってます！更新停止だけはやめてください…！ (2016年9月9日 23時) (レス) id: 1536a576c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レモンティー | 作成日時：2016年7月25日 13時
