26話黒い記憶 ページ28
あれから三日後。
今日は土曜日だから学校も休みだ。
城田君からサーヴァンプの話について分かるとこまで教えてもらった。
七つの大罪を司る真祖達のこと。
椿のことはこの目で確かめた。
クロ君やベルキアの出会い。
そして城田君が主人(イヴ)になった事。
普通に高校生活を送っていた少年がこんな騒動に巻き込まれるなんて漫画みたいな展開だ。
誰もが突飛な話だと口ずさむだろう。
A「まあ、私も吸血鬼に会っちゃったし……」
これからは城田君の力になって私が支えにならなければという使命感にかられる。
今の時点では信じてあげられるのは私しかいないもの。
�琅膿蕕気鵑辰討發靴�して…桜哉が好きだったりする？��
A「………はぁ」
あの後の城田君も「桜哉はいい奴だし、宜しく頼むよ！」とか爽やかスマイルで勧めるし。
さっくんの話題になると城田君の話は止まらず、本題に戻すまでの時間と体力をかなり費った。
ベッドに寝そべって空中に手を伸ばす。
あの二人がお互いの話をしている時はいつも笑顔だ。
とても、とても嬉しそうに。
A「あれを絆って言うのかな」
私には、無縁の物だ。
いくら伸ばしたって手に入らないんだ。
A「…散歩でもしよっかな。」
・・・
もう何年も前の話。
とある一家に金髪に碧い瞳を持つ可憐な少女がいた。
歳は7歳。
毎日綺麗な洋服を着て、豪華なご馳走に囲まれ、周りにはお手伝いさんが世話をしてくれて。
まるで、お姫様のような裕福な暮らしをしていた。
なのに、彼女の心は空っぽだった。
何故なら全てのものに興味も関心もなかったから。
何時も部屋に閉じ籠り外を眺めているだけの日々。
両親は哀れに思い、彼女を笑顔にしようと懸命に努力した。
まず、彼女に与えたのは本だった。
様々なジャンルのものを集めプレゼントした。
少女は笑いはしなかったものの、毎日手に取るようになった。
次にDVDやテレビ。
相変わらず表情に変化はない、だが時々見るようになった。
それでも親は喜んだ。
次は何を与えてやろう。
母「A！この子を可愛がっておやり」
その手には鳥籠があり、一羽の黄色いセキセイインコがいた。
今度は物ではなく生き物を。
ー…しかし、これが事件の始まりだった。
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ナタデココ(プロフ) - 夢主の本性がどのようにバレるのか､果たしてバレないのか、今から楽しみです！！ (2016年9月13日 21時) (
レス) id: 67a39a2c5a (このIDを非表示/違反報告)
レモンティー(プロフ) - 黒乃栖+眞姫那@虚飾.og66661akasim.liarさん» コメントありがとうございます！更新停止の予定は無いのでご安心下さい^_^ただ、学生であるため土日の方が多く更新することがあります。とても励みになりました！これからも頑張りますね( ´ ▽ ` )ﾉ (2016年9月10日 9時) (レス) id: a1258340ec (このIDを非表示/違反報告)
黒乃栖+眞姫那@虚飾.og66661akasim.liar - とっても面白かったです！更新頑張ってください!!応援しています!続き待ってます！更新停止だけはやめてください…！ (2016年9月9日 23時) (レス) id: 1536a576c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レモンティー | 作成日時：2016年7月25日 13時
