25話誤解 ページ27
真昼「さっくん？翡翠さん達そんな仲良かったっけ？」
桜哉「そうだよ。だからって嫉妬すんなよ〜」
A「ちょっと」
さっくんは遠慮なく私の首元に腕を回してきた。
肩組みというやつだ。
城田君とも仲良さげに良くやっていたことを思い出す。
初めは馴れ馴れしいと思ったけど、実は密かに憧れていた夢でもある。
女の私にも気さくに接してくれる彼の行動は友好的な証だと感じた。
正直悪い気はしない。
龍征「…なんて言うか、お前らの方がよっぽど恋人っぽいぞ？」
・・・
龍征の一言で真昼とオレとAは硬直する。
虎雪は困惑し両者を交互に見ている。
桜哉(やべっ。ミスった？)
自分の中で勝手に創り上げたくだらない作戦。
それが自らの過剰な行動によりそれをも自滅する行為となってしまった。
Aは怒ってはいないだろうか？
不快にさせてはいないだろうか？
徐々に不安が募りチラッと彼女を見る。
A「…。」
俯いたままで口を開きもしない。
怒って…るよな。
「一限目始めるぞー席につけ」」
教師のかけ声にみんながそれぞれの席についた。
だが、真昼は見逃さなかった。
Aの顔が真っ赤だったことに。
クロ(つか俺空気…)
・・・
__放課後
真昼「翡翠さん」
唐突に呼ばれた名前に反応し、呼ばれた方向に振り返る。
真昼「ちょっと話たいことがあってさ
このあと時間ある？」
私は城田君の誘いに返事をし、さっくんにピースを向ける。これが小さな喜びの表れだった。
さっくんは親指を立てグッドのポーズを返してくれた。
行き先はファミレスだった。
クロ君は人型に戻り店内に入る。
A「それで、話って？」
真昼「サーヴァンプのことだよ。
メールでって話だったけど説明するには複雑だし長くなるから。」
クロ「真昼〜俺コーラ飲みたい」
クロ君は頬をテーブルに擦り付けダルそうに頼む。城田君は呆れつつも二人分の注文をした。
私も何か頼もうかとメニュー表を開く。
A「そういえばまだ来てないの？
あの怪しげな連絡先」
真昼「まだきてないよ。」
しばらくして届いた注文品のクリームソーダを味わいながら城田君の話を待つ。
真昼「その前に一つ聞きたいんだけど」
A「ん？」
真昼「翡翠さんってもしかして…桜哉が好きだったりする？」
思わずソーダを吹きそうになった。
あまりの衝撃にストローから口を離し、盛大に咳き込む。
唇の炭酸がシュワシュワと弾けた。
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ナタデココ(プロフ) - 夢主の本性がどのようにバレるのか､果たしてバレないのか、今から楽しみです！！ (2016年9月13日 21時) (
レス) id: 67a39a2c5a (このIDを非表示/違反報告)
レモンティー(プロフ) - 黒乃栖+眞姫那@虚飾.og66661akasim.liarさん» コメントありがとうございます！更新停止の予定は無いのでご安心下さい^_^ただ、学生であるため土日の方が多く更新することがあります。とても励みになりました！これからも頑張りますね( ´ ▽ ` )ﾉ (2016年9月10日 9時) (レス) id: a1258340ec (このIDを非表示/違反報告)
黒乃栖+眞姫那@虚飾.og66661akasim.liar - とっても面白かったです！更新頑張ってください!!応援しています!続き待ってます！更新停止だけはやめてください…！ (2016年9月9日 23時) (レス) id: 1536a576c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レモンティー | 作成日時：2016年7月25日 13時
