24話朝の教室 ページ26
目が覚めると何ら変わりない天井に、枕の横にはマロが寝ている。
朦朧とした頭で昨日の事を振り返った。
さっくんと長話して…いつの間にか寝落ちして、あれ最後何て言って終わったんだっけ。
A「……なんだっけ。」
欠伸をしてベッドから離れると鏡の前に立ち、髪を梳かす。
そういえば、もうすぐで文化祭だ。
・・・
学校に到着し、教室を開け真っ先に自分の席に向う。
周りは文化祭の話題で持ち切りだ。
A「文化祭か…面倒くさいよー」
クロ「それ俺の台詞。」
A「…。」
今回は悪い夢を見なかったのに。
何故学校に猫がいるんだろう。
しかも見憶えのある黒猫が。
そうか、これは夢か。
黙ったままその猫に手を伸ばし尻尾を掴み、
クロ「に''ゃ'ー！！」
引っ張った。
クロ「何しやがる。可愛い猫の尻尾を引っ張るなんてひでー奴」
A「ごめんなさい。夢であってほしいと思って」
流石にやりすぎた。
クロ君に直様謝るが本人は背を向けて何も話さない。
いくら謝っても顔を覗こうとも全て躱されてしまう。
口すら聞いてくれなくなったことに私の方が軽く落ち込んだ。
真昼「おいクロなにしてんだ。
あ、おはよう翡翠さん。」
A「おはよう」
クロ君は城田君の頭の上に登りずっと私を睨んでくる。
真昼「ごめんね翡翠さん！色々あってクロと一緒じゃないといけなくなったんだ…」
後半では私にしか聞こえないくらいの声で話してきた。
小声で伝えるということはこの場では言いにくいことなのだろう。
A「サーヴァンプ…？」
図星だったようで頬をかきながら目を泳がせている。
詳しい事情はわからないがそれが関係していることは理解した。
とりあえず納得する。
A「…私のこと忘れたりしないでよ？」
真昼「え？あ、勿論話すよ！？
き、今日メールとか送るから安心して！ね？」
本当かな…凄く焦ってるけど。半信半疑になるも城田君のことだから私を置いていかない。
そう思って信じることにした。
桜哉「何イチャついてんだよリア充め」
虎雪「え！真昼と翡翠さん付き合ってたの？」
龍征「おはよー」
桜哉の法螺に釣られ城田君の友達もやってきた。
一体何のつもりか睨む対象をさっくんに向ける。
真昼「桜哉デタラメ言うな！
別にそんな関係じゃないから。」
桜哉「いやいや実は嬉しかったりして？」
本当にうるさい。
彼のような人を口から生まれてきた人と言うだろうな。
桜哉「いや、まる聞こえだから」
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ナタデココ(プロフ) - 夢主の本性がどのようにバレるのか､果たしてバレないのか、今から楽しみです！！ (2016年9月13日 21時) (
レス) id: 67a39a2c5a (このIDを非表示/違反報告)
レモンティー(プロフ) - 黒乃栖+眞姫那@虚飾.og66661akasim.liarさん» コメントありがとうございます！更新停止の予定は無いのでご安心下さい^_^ただ、学生であるため土日の方が多く更新することがあります。とても励みになりました！これからも頑張りますね( ´ ▽ ` )ﾉ (2016年9月10日 9時) (レス) id: a1258340ec (このIDを非表示/違反報告)
黒乃栖+眞姫那@虚飾.og66661akasim.liar - とっても面白かったです！更新頑張ってください!!応援しています!続き待ってます！更新停止だけはやめてください…！ (2016年9月9日 23時) (レス) id: 1536a576c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レモンティー | 作成日時：2016年7月25日 13時
