22話Re ページ24
A「コラ！」
巫山戯ないでと思いっきり背中を叩く。
しかし、マロが落ちそうだったので攻撃はやめた。
桜哉「いってぇ！！冗談に決まってるだろ…
初デートがペットショップとか嬉しくねえし。」
涙目になりながら不貞腐れるさっくん。
私はそんな彼の前を横切り振り返る。
A「大丈夫よ。男の中ではさっくんにしか頼まないから」
桜哉「…そうか。」
・・・
あんな事を言われて変な気分になるも携帯を見歩きながらとあるホテルに立ち止まる。
エレベーターに乗り目的の階まで着くと一室号の扉の前に立つ。
俺は眉を八の字にして厭な顔をし、重い足取りで開けた。
何時も通り連中はガヤガヤと騒いでいる。
椿「やあ桜哉。おかえり」
桜哉「また麻雀ですか？こんな夜遅くまでやめて下さいよ。つか五月蝿い。」
オトギリ「本音、出てる。こちらは盛り上がっているので困ります。」
連中は相変わらず遊戯で盛り上がっている。
俺は素通りし大きな窓に凭れかかり愛用のヘッドホンで耳を塞ぐ。
椿「桜哉もやんないのー？何なら今日一番の面白くない話を…」
桜哉「却下。」
椿「桜哉が反抗期！？」
ベルキア「まあまあ何時もの事じゃん。それよりもこっちこっち！
つばきゅんの番だよォ」
その言葉を最後に音楽を流し外部からの音を遮断させる。
俺は携帯画面を一点に見つめながら文字を打った。
《宛先:さっくん
件名:ありがとう
今日は無理に付き合ってくれてありがとう。
また我儘言っていいかしら？》
本当に注文多いな…。
と思うも、しっかり頼られていることにほんのりと喜びも感じている。
《電話していい？》
電話？何か大事な話でもあるのか。
とりあえず《いいよ》とだけ送る。五月蝿い部屋から出ようとすると早速電話が来た。
桜哉(早っ！？)
ベルキア「ちょっと嘘つき五月蝿い！！」
椿「誰からぁ？ねー桜哉」
桜哉「うっせアホ狐とバカ手品師！」
・・・
悪口を残して自室に向かった。
ここなら静かだし誰にも邪魔されない。
桜哉「出るの遅れてごめん。で、どうした？」
A「大丈夫。最近悪い夢を見ちゃってさ。まだ眠りたくないの。
寝落ちするまで電話付き合ってくれない？」
桜哉「電話料金かかるからヤーダ。」
A「え！？」
電話越しに聞こえる情けない声と子猫の鳴き声。
賑やかになってきて思わず吹いてしまった。
桜哉「クク…ごめんちょっと意地悪した。
いいよ。そんくらい」
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ナタデココ(プロフ) - 夢主の本性がどのようにバレるのか､果たしてバレないのか、今から楽しみです！！ (2016年9月13日 21時) (
レス) id: 67a39a2c5a (このIDを非表示/違反報告)
レモンティー(プロフ) - 黒乃栖+眞姫那@虚飾.og66661akasim.liarさん» コメントありがとうございます！更新停止の予定は無いのでご安心下さい^_^ただ、学生であるため土日の方が多く更新することがあります。とても励みになりました！これからも頑張りますね( ´ ▽ ` )ﾉ (2016年9月10日 9時) (レス) id: a1258340ec (このIDを非表示/違反報告)
黒乃栖+眞姫那@虚飾.og66661akasim.liar - とっても面白かったです！更新頑張ってください!!応援しています!続き待ってます！更新停止だけはやめてください…！ (2016年9月9日 23時) (レス) id: 1536a576c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レモンティー | 作成日時：2016年7月25日 13時
