21話デート ページ23
桜哉「で、猫の買い物に俺を呼んだと。」
今私達はペットショップにいる。
一人で如何にかなれそうも無いのでさっくんを呼んだ。
A「ほら！マロは可愛いでしょ？」
マロも鳴いてアピール？をしている。
さっくんはため息を吐いて適当に返事した。
私は始めにマロのご飯を品定めしながら会話を続ける。
A「私が友達少ないのを知ってるでしょ？さっくんにしか頼めないよ。
あ、これとかいいかも…」
桜哉「まだ赤ちゃんじゃん。それ固形物だから猫用の離乳食の方が…」
さっくんが私の後ろにまわり上にある離乳食に手を出す。
彼が私を覆い被さる状態に近い。
意外と背が高いのね。
一瞬、ほんのちょっとだけ…ドキドキした。
桜哉「…？なんだよ？」
A「貴方を呼んで良かったなって。役に立つわ。流石下僕ね」
桜哉「いつオレがお前の下僕になった！？」
一通りの離乳食をカゴに詰めおもちゃコーナーやトイレシーツなど必要品を買い詰めた。
レジに向かい会計を済ませる。
桜哉「重いだろうしほら俺にも貸せ」
A「ありがとう。でも私は力持ちだから」
だが、さっくんは強引に荷物を奪い取りマロをも自分の頭に乗せる。
不覚にも可愛いと思ってしまった。
結局私は手ぶらで大荷物を運ぶさっくんは隣で歩く。
A「…ごめんね？」
桜哉「別に。それより御宅のマロちゃんがすげービビってるんだけど。頭痛い」
いきなり高いところにいて歩き出した所為かマロも怖がって爪を立て落ちないよう髪の毛に掴まっている。
毛が逆立って尻尾がピーンとなっている。
A「さっくんもペット飼ってるの？」
桜哉「いねぇけど。あ、いや…ある意味飼ってるかも？」
ある意味？何のことかよく分からないが悪い顔をしている。
あまり深く問うのはよそう…。
桜哉「……なあ、こういうのは真昼に頼んだ方が良かったんじゃないか？」
A「なんでそこで城田君がでるの？」
桜哉「いや…ほら、男女が一対一で何処かに出掛けるのって…デート？みたいな」
耳がほんのりと赤い。
なんだか様子がおかしい。
A「？、デートは恋人同士がすることでしょ？
私の中ではデートの内に入らないよ」
さっくんは本当に残念そうな顔をする。
桜哉「でも迂闊に男をホイホイ誘うなよ？俺だってちょっと期待して…」
私は歩みを止めた。
待って。さっくんは…期待してたの？
彼は私の顔を凝視する。そして…
桜哉「さて！今の話はどこまでが嘘でしょーか？」
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ナタデココ(プロフ) - 夢主の本性がどのようにバレるのか､果たしてバレないのか、今から楽しみです！！ (2016年9月13日 21時) (
レス) id: 67a39a2c5a (このIDを非表示/違反報告)
レモンティー(プロフ) - 黒乃栖+眞姫那@虚飾.og66661akasim.liarさん» コメントありがとうございます！更新停止の予定は無いのでご安心下さい^_^ただ、学生であるため土日の方が多く更新することがあります。とても励みになりました！これからも頑張りますね( ´ ▽ ` )ﾉ (2016年9月10日 9時) (レス) id: a1258340ec (このIDを非表示/違反報告)
黒乃栖+眞姫那@虚飾.og66661akasim.liar - とっても面白かったです！更新頑張ってください!!応援しています!続き待ってます！更新停止だけはやめてください…！ (2016年9月9日 23時) (レス) id: 1536a576c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レモンティー | 作成日時：2016年7月25日 13時
