16話本題 ページ18
椿「…あれ？」
たった目の前に居た真昼達が姿を消し、椿は呆然とその場に留まる。
椿「逃げられちゃった�爛�ールオブラブ�瓩�近くにいたのか…水を差されたなあ。
まあいいか。宣戦布告は済んだし」
べルキア「逃がしていいのォ？」
べルキアを片手に霧の中を進む。
その背景は何時もの街路へと変わり、羽織が翻るとともに霧も薄れ引いてゆく。
椿「そう言えば、あの金髪女子高生は顔見知りって感じだったけど…あれは何なの？」
ベルキア「Aのこと？僕を雑に扱うんだよ！
殆ど無表情で何考えているのかさっぱりだし、口に出す言葉は物騒だし！
簡潔に言うとブスだよブス！」
生意気女だ〜と手足をジタバタ動かし文句のオンパレード。
あまりの五月蝿さに椿は空いている手で片耳塞ぐ。
ベルキア「あ、でもちょっとお世話になったけどね。」
椿「ふーん。でもお礼はしないとだね。
借り、作りたくないし…
本当、面白くない。」
・・・
A「いてて…」
状況が把握出来ず辺りを見回す。
どうやら駅の逆側に飛んでしまったようだ。
飛ばされた時一瞬蝶が見えた気が…
真昼「翡翠さん…痛い」
A「へ！？ごめんなさい！」
私の下には下敷きになったクロ君と城田が君積まれている。
素早く退いて正座で謝り続ける。
クロ「何マイルドに言ってんだ。
痛いじゃなくて重いの間違いだろ」
初対面なのに何て失礼な猫だ。
吸血鬼って皆無礼なの？
まあ、仕方ない。一番下にいたし…
真昼「翡翠さん…怪我はない？」
A「も、勿論です」
あんな怖いことが起きたというのに、私はやっぱり異常なのかも知れない。
いざ城田君と向き合うと普段の私が自失してドキドキしてしまう。
真昼「そっか〜ハハ。
なんか…疲れたね」
A「はい！」
真昼「本当に疲れてる！？」
小学生並の元気一杯の返事に真昼は驚いて笑った。
彼女もまた彼の側にいることが只々嬉しくて穏やかに微笑んだ。
クロはその光景をジッと見つめる。
A「ふふ…あ、そうだ。
えっとクロ君って勝手に呼ばせてもらうけど」
クロ「それ以外に名前があるかよ。
あ、でも通り名は厨二臭いからパスな。」
通り名ってスリーピーアッシュとかフーイズカミングとかか…
確かに厨二全開だ。
A「さっきのは誰かに助けられたのかなって…例のクロ君の兄弟とか」
クロ「ああ、多分�狄�欲�瓩凌秦�
�爛�ールオブラブ�瓩澄�」
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ナタデココ(プロフ) - 夢主の本性がどのようにバレるのか､果たしてバレないのか、今から楽しみです！！ (2016年9月13日 21時) (
レス) id: 67a39a2c5a (このIDを非表示/違反報告)
レモンティー(プロフ) - 黒乃栖+眞姫那@虚飾.og66661akasim.liarさん» コメントありがとうございます！更新停止の予定は無いのでご安心下さい^_^ただ、学生であるため土日の方が多く更新することがあります。とても励みになりました！これからも頑張りますね( ´ ▽ ` )ﾉ (2016年9月10日 9時) (レス) id: a1258340ec (このIDを非表示/違反報告)
黒乃栖+眞姫那@虚飾.og66661akasim.liar - とっても面白かったです！更新頑張ってください!!応援しています!続き待ってます！更新停止だけはやめてください…！ (2016年9月9日 23時) (レス) id: 1536a576c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レモンティー | 作成日時：2016年7月25日 13時
