��.『突然』２ ページ3
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「結局 来てしまった…」
家からそう遠くない場所にある日本という雰囲気が漂う大きな家、親戚のおばさんが女将をやっている温泉旅館・白ノ湯温泉。Aが何度か手伝いにいったことがある場所でもある
長期のお泊りに必要なものをぱんぱんにつめたカバンを両手で持ちながら、あの自由きままな母親の顔を思い浮かべ、再びため息をつく
( う、ううん！ ダメダメ！ 折角久しぶりに来たんだし、たまにはゆっくりしたりするのも大事だもん！ それに、久しぶりにおばさんたちにも会えるんだから！ )
ポジティブに考え、肺の空気を入れ替えながら足を進め、旅館の目の前まで来る。
すると、それを待っていたかのように人影が見えた。徐々にそれが姿を現していく
「いらっしゃいAちゃん！ 久しぶり！ 元気にしてた？」
「あっ、こんにちはおばさん。今日からよろしくお願いします」
着物に身を包んだこも旅館の女将である叔母が、手を振りながら笑顔で近づいてきた。
どれくらいぶりだろうか、すごく懐かしい気がする
「久しぶりです、おばさんも元気でしたか？」
「ふふ、元気よ。もうAちゃんは高校生かぁ…、まーた可愛くなっちゃって〜。Aちゃんたらスミに置けないんだから〜」
「えっ？」
スミに置けない、という意味に首を傾げながら話を聞き流していると、何かを思い出すようにして先に入っててー、といいながら別の方角へと行ってしまった。
いつも通りのことなので特に気にすることもなく、旅館の扉を横にスライドして開けた
「おじゃましまーす」
静かな空気が漂う旅館の中に足を踏み入れて、靴を脱ぎ、大きめの下駄箱に靴を入れて、用意されていたスリッパを履きながら、荷物を置く。
「ん？」
何処からか、ごそごそ…という音が聞こえてきた。なんの音だろう？と辺りを見回し、首の角度を正面に戻すと、何かが飛び出し、バッと身を翻してきた
「______偉大な吸血鬼が住まう、恐怖の館にようこそなのじゃ…っ！」
「……………へ？」
＿＿＿吸血、鬼？
突然現れてきた、大きな帽子にそれらしいマントを身につけて５、６歳の愛らしい顔立ちをした少年に目を丸くしながら、呆然とした声をあげた。
( あれ……？ 前に来たとき、いたっけ…？)
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風花 - とても面白かったです！これからも頑張ってください！応援してます！ (2016年9月10日 17時) (
レス) id: 32a42eafad (このIDを非表示/違反報告)
ほむほむ - 野良シーンがあっていきなり真昼といたので・・・ (2016年8月8日 11時) (レス) id: d37b1c65cc (このIDを非表示/違反報告)
ほむほむ - どうも！いつも楽しく見させていただいております！質問なんですが、この物語で真昼はクロの主人になっているのでしょうか？ (2016年8月8日 11時) (レス) id: d37b1c65cc (このIDを非表示/違反報告)
神楽(プロフ) - こんばんは！あのヒューの名前の最後の3世の所の3の文字がつぶれてました！ (2016年7月8日 22時) (レス) id: b81e8b71a8 (このIDを非表示/違反報告)
理佳(プロフ) - すごく面白かったです！更新頑張って下さい勝手ながら応援させていただきます！ (2016年7月8日 16時) (携帯から) (レス) id: bd69057826 (このIDを非表示/違反報告)
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