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お前は今日もかっこいい ページ1
「おはよう」
目を開けると神級にかっこいい彼氏、真がいるのだから俺が朝を嫌いなはずはない。
サラサラとした髪が重力に従って落ちていきそれをすくう指すらも美しく、整った顔立ちで優しく笑う真はこの世で一番、好き。
少し色素の薄いこげ茶の目は、俺の視線を奪う。
長い睫毛や流れるような二重のライン、すっと少しばかり上に伸びた目尻。目が離せない。
寝ぼけてた目で見てぼやけてしまうことすらもったいなくて、無意識に顔を近づけると唇に暖かい感触。
「…キス、きもち、い。真」
「起きたらもっとキスしてあげる」
その言葉を聞いて俺は布団をばさっと跳ね除けて真の胸に飛び込んだ。
筋肉があってかっこいい真はびくともせずに受け止めて深いキスをしてくれる。
「…っ真、、」
息が苦しくなって唇を離すと視界に真の顔がいっぱいになる。
「真…」
「なんだA」
低くて落ち着いた声が耳をくすぐる。
Aは無自覚だが頰どころか耳まで赤く染まり、唇は濡れゆるく開いて、目はとろんとしている。
そこには真だけが映る。
「今日も…かっこいい」
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作者名:あ | 作成日時:2018年7月30日 0時