Kenjiro. ページ7
大人気グループ
三代目 J Soul Brothersの山下健二郎
今はもう触れられない
程遠い世界に行ってしまったけど
わたしと健二郎は7年前付き合ってたんだ、
『なあ、もう俺ら別れへん?』
『もう俺お前のこと好きちゃうから』
そう言われて儚く散ったわたしの恋、
健二郎と別れてからずっと
東京の隅のほうで住んでる
「久しぶりに中目黒に買い物でも行こうかな」
ふとそう思った、日曜日
久しぶりに見る人混み
久しぶりに見る目黒川
「なつかし〜、」
健二郎の事を思い出して涙が零れそうになる
そんなとき、
帽子を被ってマスクをして明らかに
芸能人オーラむんむんな人が横を通り過ぎる
「、えっ、けん、じろ、?」
小声でそう呟きながら、その人に近づく
「やっぱ、ダメだよな、」
健二郎はわたしのことなんか忘れてるはず
そう思ってその人が歩いていく
逆方向に歩き始めた
もうやっぱり今日は帰ろう
そう思ったとき
『あ、なあ』
聞き覚えのある声
恐る恐る振り返ると
「けん、じろ、?」
健二郎「よ、久しぶり」笑
なんて、呑気に笑いかけてくる
「う、ん、久しぶりだね」
健二郎「元気やったか?」
「まあね、それなりに」
健二郎「そや、俺、今日仕事終わったしカフェでも行ってゆっくり話そうや」
突然の誘いにびっくりして声が出ない
健二郎「あ、やっぱ、いや?」
「いや、全然、!いいよ」
健二郎「ならよかった」笑
そう言いながら、着いた小さなカフェ
「へぇ〜、こんなとこあるんだね」
健二郎「まぁな、直人さんに教えてもろて」笑
「ほんとになんでも知ってるんだね、直人さん」笑
健二郎「そやで、自慢のリーダーや」笑
「なに飲む?」
「コーヒーで」笑
健二郎「コーヒー2つ」
店員にそう頼んで、店員が居なくなると
健二郎「おまえコーヒーなんかいつ飲めるようになったん」笑
「もう立派な大人ですよ」笑
健二郎「そっか、おまえも色々変わったんやな」
「健二郎こそ、住む世界が違うよ」笑
健二郎「新しい彼氏できたん?」
「できるわけないじゃん」笑
健二郎「そやろな」笑
店員「コーヒーお持ちしました」
健二郎「はい、ありがとう」
「有名になってもありがとうってゆうんだね」笑
健二郎「あたりまえやろ」笑
「で、なんで彼氏つくらんの?」
「んー、なかなかいい出会いがなくて」
健二郎「今日俺らが再会したんってええ出会いとちゃう?」笑
「ある意味ね」笑
7人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:pa | 作成日時:2018年5月11日 23時