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恋の味 ページ8

*



それから1週間体験をしました。しかし入るかどうかは未だに迷っています。なぜならしっかりと続けられるかわからないからです。今のところやりたいと思ってはいるのですが、私は冷めやすいのです。




最近これしか考えていない。先輩たちに入ってみてと言われても曖昧な返事で逃げています。




今日も放課後の部活に行きます。西谷に強制連行されるんですけど。




西谷「行くぞ!A!」




『引っ張りすぎ!!!女の子よ!?』




西谷「関係ねぇ!」



あるわと心の中でツッコみ体育館へ行く。
部活のみんなとはだいぶ仲良くなれました。でも月島君、私を先輩だとは思っていないのか意地悪ばっかりされます。




月島「江口サン。水ください。」



『どーぞ。』




月島君は飲んだ後、私に渡そうとする。それを取ろうとするもヒョイっと上に持っていき、私が取れないようにされた。背が高い分、手を伸ばしてみても全然届かない。



『ちょっと!かえして!』




月島「取ってみて下さいよ。」




バカにされる!ツンデレ属性恐るべし。




『日向君!』



日向君の名前を呼ぶとワンコのように走ってくる。
私がスクイズを指差しお願いというポーズをしてみせると、コクコクと頷いて得意のジャンプで取ってくれた。



『ありがとう!!イェーイ!』




日向「そーい!」




ハイタッチをすると悔しそうな顔が。




月島「…日向使うのは反則デショ。」




『思い知ったか!』




澤村「コラ!!!練習始めるぞ!」




それぞれ練習へと戻っていく。練習の時はみなさん真剣なのがよく伝わってきます。



清水「楽しそうだったね。」




『そ、そうですか!?』




清水「うん。改めてマネージャーやらない?Aちゃん、焦らなくていいから。」




『…はい。よく考えます。』




真剣に向き合わないと。中途半端が1番よろしくない。自分の頬をパンと叩いてカツを入れる。
まだ体験ですが頑張ります。

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作者名: | 作成日時:2020年3月12日 15時

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