恋の味 ページ8
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それから1週間体験をしました。しかし入るかどうかは未だに迷っています。なぜならしっかりと続けられるかわからないからです。今のところやりたいと思ってはいるのですが、私は冷めやすいのです。
最近これしか考えていない。先輩たちに入ってみてと言われても曖昧な返事で逃げています。
今日も放課後の部活に行きます。西谷に強制連行されるんですけど。
西谷「行くぞ!A!」
『引っ張りすぎ!!!女の子よ!?』
西谷「関係ねぇ!」
あるわと心の中でツッコみ体育館へ行く。
部活のみんなとはだいぶ仲良くなれました。でも月島君、私を先輩だとは思っていないのか意地悪ばっかりされます。
月島「江口サン。水ください。」
『どーぞ。』
月島君は飲んだ後、私に渡そうとする。それを取ろうとするもヒョイっと上に持っていき、私が取れないようにされた。背が高い分、手を伸ばしてみても全然届かない。
『ちょっと!かえして!』
月島「取ってみて下さいよ。」
バカにされる!ツンデレ属性恐るべし。
『日向君!』
日向君の名前を呼ぶとワンコのように走ってくる。
私がスクイズを指差しお願いというポーズをしてみせると、コクコクと頷いて得意のジャンプで取ってくれた。
『ありがとう!!イェーイ!』
日向「そーい!」
ハイタッチをすると悔しそうな顔が。
月島「…日向使うのは反則デショ。」
『思い知ったか!』
澤村「コラ!!!練習始めるぞ!」
それぞれ練習へと戻っていく。練習の時はみなさん真剣なのがよく伝わってきます。
清水「楽しそうだったね。」
『そ、そうですか!?』
清水「うん。改めてマネージャーやらない?Aちゃん、焦らなくていいから。」
『…はい。よく考えます。』
真剣に向き合わないと。中途半端が1番よろしくない。自分の頬をパンと叩いてカツを入れる。
まだ体験ですが頑張ります。
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作者名:柊 | 作成日時:2020年3月12日 15時