五条悟と同級生のあの人

(９) : ページ12

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「あり？一年ズは？」


「パシッた」


「大丈夫か？」


「3歳児じゃねーんだ お遣い位できるだろ」


「いやそうじゃなくて
今日だろ京都校の学長が来んの交流会の打ち合わせで」


「ああ、その打ち合わせなんだけど
なんか私呼ばれたから行ってくるからみんな頑張ってね〜」


「｢おーう｣」


こうしてAも打ち合わせに向かって行った




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「夜蛾学長はしばらく来ないよ
嘘のスケジュールを伝えてあるからね」


「遅れましたー」


「お､Aも来たね」


「あ、楽巌寺学長じゃあないですかー
その節はどーもー」


Aがとてもいい笑みで言う
それはそれは誰がどう見ても嫌味ように


「はて その節とは」


「とぼけるなよジジィ 虎杖悠仁のことだ
保守派筆頭のアンタも一枚噛んでんだろ」


「なんで上のおじいちゃん達は私達をわざわざ怒らせにくるわけ？不思議でならないんだけど」


「やれやれ最近の若者は敬語もろくに使えんのか」


「｢ハナから敬う気がねーんだよ｣」

(あ、悟とハモった)

「最近の老人は主語がデカくて参るよホント」


「ちょっと
これは問題行動ですよ 然るべき所に報告させてもらいますからね」


「ご自由にどうぞー」


「こっちも長話する気はないよ
昨晩 未登録の特級呪霊２体に襲われた」


「｢！｣」


この五条の言葉はAも聞いてなかった為 驚きを示した


「それは災難じゃったの」


「勘違いすんなよ
僕にとっては町でアンケート取らされた位のハプニングさ。その呪霊達は意思疎通が図れたし同等級の仲間もまだいるだろう」

「敵さんだけじゃない
秤に乙骨そっちの東堂 生徒のレベルも近年急激に上がってる。去年の夏油傑の一件。そして現れた宿儺の器」


「何が言いたい」


「分かんないの？
アンタらがしょーもない地位や伝統のために塞き止めてた力の波がもうどうしようもなく大きくなって押し寄せてきてるってことを悟は言いたいんだよ」


「Aの言う通りさ
これからの世代は ¨特級¨ なんて物差しじゃ測れない
牙を剥くのが僕らだけだと思ってんなら

痛い目見るよおじいちゃん！！」


「ハハッその通りだね〜！」




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─── 一月後

記録 2018年9月
神奈川県川崎市
キネマシネマ

上映終了後
男子高校生３名の変死.体を従業員が発見

死.因 頭部変形による
脳圧上昇 呼吸麻痺


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