2話 ページ3
壮五said
今、仕事が終わり、環くんと寮に帰っているところである。
環「そーちゃん」
壮五「なに？環くん」
環「雨の日ってだりーな。」
壮五「そうだね」
環「そーちゃん」
壮五「ん？」
環「あっこに人倒れてる」
壮五「そうだね......えっ！？」
環「ほら、すげぇーしんどそう」
見ると苦しそうに肩で息をする青年がいた。僕は急いで青年の方へと走っていった。近くで見ると青年？はとてもかわいらしい容姿をしていた。
壮五「君、大丈夫かい！？」
『はぁ..はぁっ...はぁ』
環「そーちゃん急に走んなよ！ってあんた大丈夫か！？ん？(性別)どっちだ？」
手を青年(たぶん)の額に当てる。
壮五「熱はないみたい。早く救急車呼ばないとっ。」ﾊﾟｼｯ
スマホで119番を押そうとしたとき僕の腕を青年が掴んだ。
『大丈夫です、呼ばなくても...ただの偏頭痛なので..薬飲んで寝れば治ります。けど、水がなくて...っ痛』
環「俺が飲んだのだけどあるよ、水！」
壮五「ありがとう、環くん。君、薬はその鞄？」
『...はい。』
申し訳ないと思いながらも鞄の中を探る。鞄の奥に白い紙袋があった。
壮五「あ、あった。一錠だよね、飲める？」
彼はぐったりとし、飲めそうにない。
壮五「口あけて。」
彼の口の中に薬を入れ、咄嗟に僕は水を口に含み彼の口に流し入れていた。
壮五「んっ」
環「そ、そうちゃんっ！？」
壮五「環くん、寮に運ぶよ！僕は三月さんに連絡するから環くんは彼をお願い」
環「お、おう。」
環くんは彼を背負い、僕たちは走って寮に向かった。途中、彼は落ちついていたが目から涙が流れていた。そして小さく『おかあさん』と言ったのだ。
彼にも事情があるのだろうか。
環said
環「よいせっ」
そーちゃんに言われ、俺は男？女？を背負った。こいつめちゃくちゃ軽っ。飯ちゃんと食ってんのかな？
少し走るとすぐに寝息が後ろから聞こえた。そして小さく『おかあさん』と言った。そーちゃんも聞こえたみたいだった。マザコンかと思ったけど俺みたいになんかあるのかも。
元気になって目が覚めたらこいつに王様プリンやろ。
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SARIS(プロフ) - ルリさん» コメントありがとうございます！頑張ります！！！(*^^*) (2019年8月13日 8時) (
レス) id: e277ff2fb9 (このIDを非表示/違反報告)
ルリ(プロフ) - 更新頑張ってください！！応援してます！！！ (2019年8月13日 0時) (レス) id: f44adf4250 (このIDを非表示/違反報告)
SARIS(プロフ) - aisanjing993さん» 返信遅くなりすみませんm(_ _)mコメントありがとうございます！とても嬉しいです(*T^T)頑張って更新します！！ (2019年8月9日 19時) (レス) id: e277ff2fb9 (このIDを非表示/違反報告)
aisanjing993(プロフ) - ファンになっちゃいました！これからの投稿楽しみにしています！ (2019年6月28日 0時) (レス) id: 24a7d93670 (このIDを非表示/違反報告)
SARIS(プロフ) - りんごさん» コメントありがとうございます！面白いなんてとても嬉しいお言葉です(T_T)頑張ります！ (2019年1月25日 21時) (レス) id: 03f6c7b79f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：SARIS | 作成日時：2018年12月4日 15時
