37の型 ページ39
.
ーー
「お兄ちゃんお兄ちゃん!!」
「てる子…!」
嗚呼、なんて素敵な感動の再会シーン。2人の隣で鼻水をすすっていると、炭治郎と目があった。
「やぁ炭治郎!!会いたかった!!相変わらずイケメン!!」
「この屋敷にいることは気づいてたけど…まさかAがてる子の兄ちゃんと一緒に居たとは…」
「私たちも感動の再会だねっ!清くんのことは私がしっかり見ていたよ!ねっ清くん?」
清くんの方を見ると、隣で涙目になっている妹ちゃんとも目が合う。
「お兄ちゃん…この美人さん、だれ…?」
その問いかけに清くんは溜め息を漏らし、痛々しい目で私を見てきた。
「てる子…この人の見た目に騙されちゃダメだ…。すごく美人で可愛いのに中身は残念な人なんだ…」
「褒めてるんだよね!!分かってるよ清くん、よしよし。いい子だね。」
おい私が頭を撫でようとしてるのに避けるなよ。こら。
「A、2人を見ていてくれないか?俺はこの部屋を出る。…2人も、もう少しだけ待っててくれ。鬼を倒しに行ってくるから。」
「おっけ〜任せて炭治郎!私がいれば安心さ!」
清(はぁ…何か心配だ…)
てる子「??(清の溜め息姿を見て)」
ーーー
あの後炭治郎は無事鬼退治を終え、私たちは幸せに暮らしましたとさ。めでたしめでたしーーとはいかず。
「……はぁ炭治郎怒ってる姿も素敵だし、伊之助の腹筋最高。それにしても伊之助の関節まじでどうなってるのめっちゃグニャってなったしある意味凄い。」
鬼退治の後、伊之助VS炭治郎の戦いが絶賛勃発中であった。
「Aちゃん〜俺Aちゃんに会うために頑張ったんだよおおお!!!!ほら見て!!頭から血が出てるの!!」
「こら善逸、私の足にスリスリしないでっ!今2人の勇姿を目に焼き付けてるんだか!」
泣きついてくる善逸にそう言えば、善逸は再び涙と鼻水を流す。ごめんよ善逸、いい子いい子してあげるから。
「凄いだろ俺は!!凄いだろ俺は!!こんなこともできるんだぜ!!アハハハハハ!!」
「隊員同士でやり合うのは御法度だけど、やっぱり戦ってる姿って最高に素敵…。」
そんな事を思いながら2人のジャレ合いを見ていたのも束の間、炭治郎が伊之助に頭突きをし、
伊之助の国宝級顔面が露わになった。
“ドキッ"
私の心臓が動きだした。ときめいた。善逸の頭を撫でていた手が止まった。
.
続く (更新停止中) お気に入り登録で更新通知を受け取ろう
←36の型
1898人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
廣岡唯 - 面白い続きが観たい…しのぶちゃーん (11月4日 10時) (レス) @page39 id: 4e6dbece94 (このIDを非表示/違反報告)
夜空 - 原作まんま!ということは!しのぶちゃぁぁぁぁん!((T_T))更新頑張ってください! (2021年4月7日 23時) (レス) id: 587626ec74 (このIDを非表示/違反報告)
匿名希望 - 続き、がんばってください!待ってます!良かったです! (2020年8月22日 10時) (レス) id: 11a9c593be (このIDを非表示/違反報告)
はーちゃん - 素晴らしい作品です。! (2020年3月19日 22時) (レス) id: 3ad67a8a12 (このIDを非表示/違反報告)
りうぉーり(プロフ) - 原作まんまってことは、、煉獄さん。(T . T) (2020年3月4日 2時) (レス) id: 82dc9ef354 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:セラ | 作成日時:2019年9月16日 11時