転生したら最強美少女になってしまった事件【鬼滅の刃】

21の型 ページ22

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「善逸！歩きづらいよ、ちょっと！離してっ！」


「Aちゃん可愛いよ結婚してえええ！！！」


善逸と出会ってから、私はずっと善逸にくっつかれている。お陰で動きにくいったら。



炭治郎のことだから律儀に私のことを探してくれているに違いない。善逸には探している人がいる、と伝えたのだが……


「Aちゃん行かないで俺を置いて行かないでえええ！！！死ぬううう！！！」



……こんな感じだ。


もう善逸ったら何甘えちゃってるの馬鹿野郎！！君は生き残るんだよ！！生き残って鬼殺隊になっていづれ柱になるんだよ！！！



それに善逸は強いから！！死なないから！！！



私は溜め息を一つ零し、言葉を発するが、



「……善逸、わたし… ｢おーい！！！｣



私が発した言葉は、彼によって遮られた。




「A！！！！」


私を呼ぶ声の方を向くと、炭治郎が走ってこちらへ向かってくる。



「あ！！炭治郎！！」


「Aっ、良かった会えて！！」



えっ、炭治郎めっちゃ息切れてるけどもしかして走って私のことを探してくれてた訳？そうなの？？素敵な汗かいて私のことをずっと探し回ってくれてたの？？素敵なのかな？私のこと大好きなのかな？？



「私も炭治郎に会いたかった！！久しぶり！！」



そう言うとにっこり笑いながら私の頭を撫でてくれる炭治郎。もう何だこれ彼氏だな、そうだな。



「…………Aちゃん、誰、そいつ？」


炭治郎に出会えた嬉しさが勝って忘れてたけど、そう言えば君もいたねごめんよ。


「あ、ごめん善逸忘れてたわ！！私が探してた人だよ！！炭治郎！！」


「は……？恋仲？？？？」


「え〜？そう見える〜？？照れるね炭治郎！！」


「いや、俺達は恋仲じゃないよ。友達だ。」


サラリと否定しちゃったよ炭治郎ったら。少しくらい照れたっていいじゃん！！年頃の男の子でしょ！？こんなに可愛い子と恋仲って疑われたんだよ！？

照れたの私だけとか恥ずかしいじゃん！！ちくしょう！！




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