転生したら最強美少女になってしまった事件【鬼滅の刃】

20の型 ページ21

.




「……え、ええええ！！！！鬼死んでるううう！！！え、え！！？？」


「あ、目が覚めた。というか何で鬼と私を交互に見てるの。」


「Aちゃんがやったの……？」


「やってな…… 「えええええ！！！強いなら先に言ってよおお！！！強いくて可愛いとか最高だよ結婚してよおおおお！！！！！」


「ちょ、善逸！抱きつかないで暑いって！！私じゃないって！！」


「すごいよおおお好きだよおおおお！！死ぬかと思ったよおお！！！」



鼻水を垂らしながら涙を流す善逸は、私に抱きついて離れない。


服に鼻水が付いた気がするんだけど気のせい？気のせいじゃないね少し濡れてるね。


「そんなに大声出してまた鬼来ても知らないからね？？」





ーーーーー




試験まで残り１日。


俺はAとはぐれてまだ会えていない。


「おーい、Aー、どこだー？」


きっとあの子のことだから、今頃迷子で泣いているかもしれない。最初に会ったときも迷子で涙を流していた。


Aは強いからやられていることは無いと思うけど、こんな所に女の子１人は心配だ。



一刻も早く見つけなければ。


そう思い鬼を倒しながらAを探していると、突然Aの匂いが濃くなった。


「匂いが風に乗ってきたのか。……あっちか。」


俺は匂いを辿りながら走って向かう。少し走っていると、聞き覚えのある声が聞こえてきた。



……………




「…………ーっと、


………ーーちょっと、



……………ーーーちょっと！！離して！！！」


Aの声だ！！



.

21の型→←19の型

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す