14の型 ページ15
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「そうか、Aは迷子だったのか。俺も最終選別試験を受けるんだ。一緒に行こう!」
「え、いいの?隣を歩いていいの?こんな不細工な私の隣を歩くなんて嫌じゃないの??」
「嫌な訳ないだろ?それにAはとても美人だ。自分のことをそんな風に言ってはいけないぞ。」
真顔で美人とか言ってくれちゃう炭治郎。好き。
というか散々前世で自分の顔面と向き合いすぎて、転生したら美少女になってたの忘れてたわ。私そういえば鬼滅の刃界の橋◯環奈だったわ(?)
「ありがとう!えっと…炭治郎って呼んでいい?」
「嗚呼、いいぞ!」
こうして私と炭治郎は仲良く鬼退治(最終選別試験)へ向かうことに。
向かう途中で禰豆子ちゃんの話をさり気なく聞いてみると、炭治郎は禰豆子ちゃんの惚気が止まらなかった。そしてあっという間に藤襲山に着いてしまった。炭治郎の妹愛がすごかった。
私だって、時透くんへの愛は負けないからな。
ーーーー
長い階段を登りきると、もう既に多くの子供達が集まっていた。
「すごい藤の花だ…咲く時期じゃないのに。」
「そうなの?でもいい匂い!いっぱい人がいるね!」
「こんなにいるのか…」
ここに着いた途端、炭治郎からは緊張の音が大きくなった、気がする。そりゃあ死ぬかもしれない試験だし、禰豆子ちゃんの今後が懸かってる大事な試験だもんね。
「…炭治郎、緊張してる?」
「え?あぁ…緊張してるのかな?どうなんだろう、俺にも分からないな。」
炭治郎は私を見ながら少しだけ笑った。顔引き攣ってるよ炭治郎……
「そうかあ〜、私は楽しみ!!もし炭治郎が死にそうになっても、私が守るから安心して!!」
「楽しみって…この試験はそんなものじゃないと思う……」
だってさ、私が知らない試験の七日間が分かるってことでしょ?いつどこで寝てるのかとか、水浴びのタイミングとか、色々あるじゃん。
「まあまあ!!一緒に頑張ろうぜ相棒!!」
そう言い炭治郎の肩に手を置くと、炭治郎からは「相棒ではない」と言われてしまった。
心の扉が重い。別に相棒だよって言ってくれてもいいじゃんか。もういいからね、私は相棒って思ってるからいいもん!!
「皆さま、今宵は最終選別に集まりくださってありがとうございますーー……」
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廣岡唯 - 面白い続きが観たい…しのぶちゃーん (11月4日 10時) (レス) @page39 id: 4e6dbece94 (このIDを非表示/違反報告)
夜空 - 原作まんま!ということは!しのぶちゃぁぁぁぁん!((T_T))更新頑張ってください! (2021年4月7日 23時) (レス) id: 587626ec74 (このIDを非表示/違反報告)
匿名希望 - 続き、がんばってください!待ってます!良かったです! (2020年8月22日 10時) (レス) id: 11a9c593be (このIDを非表示/違反報告)
はーちゃん - 素晴らしい作品です。! (2020年3月19日 22時) (レス) id: 3ad67a8a12 (このIDを非表示/違反報告)
りうぉーり(プロフ) - 原作まんまってことは、、煉獄さん。(T . T) (2020年3月4日 2時) (レス) id: 82dc9ef354 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:セラ | 作成日時:2019年9月16日 11時