転生したら最強美少女になってしまった事件【鬼滅の刃】

30の型 ページ32

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「ちょちょちょちょっと！！！」


「……あ？誰だお前」


物凄い勢いで私の前を通り過ぎようとするものだから、つい引き留めてしまった。


律儀に止まってくれるのか、優しいな。


引き留めたのは良いものの、突然の原作キャラ登場に戸惑う私。オラビックリだぞ。何て声を掛けたら良いか分からないぞ。


「え、えっと、あの… 「お前、その刀と隊服…鬼殺隊か？」


「は、はい！そうでございます！！！貴方様は！！どちら様ですか！！」


「俺か！？俺は伊之助だ！！」


「伊之助！！素敵な名前ですね！！私はAです！時透くんの嫁のAです！！」


「そうか！！嫁！！お前俺と戦え！！！」


そう言うと伊之助は抜刀し、構え始めた。


は？？今、嫁と呼びました？呼びましたかね？？そう呼ばれるとさ、何か伊之助の嫁みたいじゃん？？


普通に私名乗ったじゃん？何故名前じゃなくてそこで呼ぶの？というか戦えって何故。突っ込みどころやばいな！！


「嫁は名前じゃなくて！Aです！！」


「？お前さっき自分で何とかの嫁って名乗ってたじゃねえか。」


「んんん、確かに！！！確かにそうなんだけど！！冗談なんだよね！！ごめんなさいね！」


そんな突然アホなの？みたいな顔で見るのやめて！何か伊之助にそう見られると辛い！！


「名前なんてどうでもいいんだよ！とにかくお前、俺と戦え！！」


「うわ、ちょっと！！」


突然切り掛かってくる伊之助。私は抜刀し、伊之助が振り下ろした刀を受け流す。



「ちょっと！！突然危ないでしょこら！！！」



「俺は他の生き物との力比べだけが唯一の楽しみなんだよ！！！だから戦え！！」



そう言うと伊之助は、再び私に切り掛かってくる。


猪突猛進すぎだろ。



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