赤目の少女と王子様～Part 2～ (ページ6)

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☆54話★ ページ6

『お母さんから？』

平日にメールしてくるなんて珍しい…と思いながら私はメールを確認した

そこには

母《今日は珍しく早く帰れました。お母さんが夕飯作るから、ゆっくり帰っていいよ。色々お話聞かせてね！》

と、書かれていた

(お母さん…)

平日に早く帰ってくることはあまりないから、嬉しくてついにやけてしまう

財前「何か嬉しいことでもあったん？」

どうやら分かるくらい顔に出ていたらしい

『うん！お母さんが今日早く帰れたって』

謙也「あぁー土日しかあまり帰ってこぉへんって言うとったな」

遠山「そーなん？ワイ知らんかったわ」

『嬉しい…お母さんとの時間がまた１つ増えた』

謙也「良かったな、（人2）」

『はい！』

(お母さんにゆっくり帰ってきていいよって言われたけど…早く会いたい！)

無意識に拳をぎゅっと握った

そんな私を見て、光くんが

財前「そろそろ帰った方がええんとちゃいます？」

と、言ってくれた

謙也「せやな。そろそろ帰ろか！」

私たちは再び歩きだした