赤目の少女と王子様～Part 2～ (ページ13)

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☆61話★ ページ13

『どうって…仲のいい先輩後輩？』

白石「そうか…(ホッ」

蔵ノ介さんは私の答えに少し安心したかの様に見えた

白石「ほなどうやって知り合って仲良くなったん？」

『……ぇ』

蔵ノ介さんの言葉に戸惑いをもってしまった

芥川「（人2）ちゃん、大丈夫？」

心配そうにジローさんは私の顔を覗き込んできた

『わ、私は大丈夫…です』

口ではそう言ってみたものの、体が小刻みに震えてしまう

謙也「全然大丈夫や無いやろ！めっちゃ震えてるやん！」

白石「あぁ！無理せぇへんでええ！俺が悪かったわ！スマン！」

『謝らないでください！私なら平気…です。良いですよ、話しても』

白石「…ええんか？それで」

『はい…！いつか言わなければならないことですし…』

白石「せやけど…それで（人2）が嫌な思いしたら…」

蔵ノ介さんはまだ心配してくれている

(優しい人だな…)

遠山「ワイは聞くで！（人2）のこともっと知りたいわぁ～」

『金ちゃん…』

財前「俺もや。せやけど無理することは無いと思うで」

謙也「せや。俺たちはいつでも待っとるで！」

(光くんに謙也さんまで…)

『…でも』

(何を怯えていたんだ私は…。こんなにも心配してくれる、信頼できる人達がいるんだから…)

『…私は話します！』

白石「…分かった！俺たちはちゃんと聞くから安心して話しや」

『はい。ありがとうございます』

私は大きく深呼吸をして話し始めた

『ジローさんと出会ったのは小学校の頃。私はその時……

『“バケモノ”扱いされていました』

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次から夢主ちゃんの過去編です！

※イジメなどが苦手な方は読まないことをオススメします