赤目の少女と王子様～Part 2～ (ページ1)

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☆49話★ ページ1

私の左目が赤目であることを告白してから、早1ヶ月が経った

『皆さーん、ドリンクとタオル持ってきましたよー』

部員「マネージャーおおきに！」

『練習頑張ってくださいね』

ちなみに目のことを知っているのは、レギュラー陣だけ…
他の部員はもちろん、その他の生徒も知らない

それでいい…

あまり人に知られてはいけないことだから…

ビューーー

(今日は風が強いな…)

謙也「今日は風が強いから気をつけるんやで？」

白石「もし何かあったら、俺たちに言うてな？」

『はい。お気づかいありがとうございます！』

私が目のことを言えたのは、誰よりも信頼できる人たちだと思ったから

(…と言っても、会って3日目でなんて、私もどうかしちゃったかな)

今でも、私の行動がちょっと信じられなかった

ー例え親友でも、裏切るってことを身をもって知っているからー

だが、そんなことはもう気にしていない

白石さん達といると自分らしくいられるし、毎日がとても楽しい

そして何より私のことを受け入れてくれただけで、私は救われた気がした

(毎日思う…ここに来れて良かった…って)

金色「（人2）ちゃーん！こっちにもドリンクとタオル貰ってもえぇ～？」

『はい！今行きます！』

今は平和な日々を過ごしている

“今は”…だけど