主人公はあたし。【美少女戦士セーラームーン】

moon15 ページ16

う｢あーあ。今日もまたレイちゃんとこで受験勉強かあ｣
『いいでしょ、受験勉強。みんなで定期的に集まって勉強できて楽しいわよ』


あたしたちはゲームセンターの横を通り過ぎようとしたが一度立ち止まる

う｢んー｣
とゲームセンターを一度見たうさぎは
う｢いかんいかん！受験が終わるまで我慢よ！みんなも頑張ってんだから｣

なんて自分に言い聞かせてまた歩み出す。

…あれ？
『元基お兄さんと話してるの美奈子ちゃんじゃない？』
う｢なぬ！？｣
歩き出していたうさぎはあたしの言葉に反応して、ﾄﾞｼﾄﾞｼ音がなるんじゃないかってくらいの勢いでゲームセンターへと入っていった。


美｢そうなんですよぉ、それでアルテミスったら懲りずにまーた、キャラメル食べちゃったんですよォ！｣

元基｢へぇ｣

美｢そしたら、案の定歯にキャラメルがくっついちゃって！やっぱり猫だからくっついたキャラメルが取れなくってもう！｣

と言って涙目になりながら
美｢くるしーっ！！(笑)｣
と泣きながら笑う美奈子ちゃん。

美奈子ちゃん。後ろ後ろ。
う｢うぬぬっ…ｷｰｰｰｰｯ！きゃぁぁぁぁっ！｣
あ、うさぎがキレた


美｢あ、あらうさぎちゃん…それにAちゃんも｣
う｢みんなが頑張ってると思ってあたしも我慢してたのに、こんなとこでぇっ！｣

うさぎは我慢しすぎていたのか美奈子ちゃんに詰め寄る
美｢オホホホホホッ｣
元基｢やぁ、美奈子ちゃんは僕が誘ったんだよ！勉強疲れもあるだろうから！って、たまにはどーだいって｣

元基さん…美奈子ちゃんは全然勉強してないよ！！
う｢元基お兄さん！ちょっと甘すぎるんじゃないですかぁ！？｣
『こればっかりはうさぎに完全同意！！』

あたしたちが少しキツく言うと図星だったのか後ずさる元基お兄さん。

美奈子ちゃんはあたしたちの腕を掴んで
美｢2人とも！青春は1度しかないのよ！もし受験に失敗したらどーすんの！？｣
｢あー！やっぱりあの時遊んどけばよかったって思うでしょ！｣

思うかなあ？
美｢ほら！急がば踊れ！ってことわざもあるでしょ｣

いやないよ。
ってあたしが心の中でツッコみを入れたと同時に深刻そうな顔の元基お兄さんは言った。
元基｢やっぱり勉強した方がいいよ｣

って。
美｢そうと決まったらこっちこっち！｣
うさぎを連れて奥へと入っていった。

元基｢やっぱり勉強した方がいいんじゃないかな｣
元基お兄さんは2人の後ろ姿を見送りながらそう呟いた。

お気遣いありがとうございます笑

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ラッキーパートナー

愛野美奈子

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