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必死に走ってやってきたのは港
『あれ、どこだろう…』
時間的にはまだこの国にいるはず
船だってあるのに本人が見当たらない
『え〜、なんでいな…いたっ!!』
あちらこちら走り回って
やっとも思いで見つけることが出来たあの人
その嬉しさもあってか
駆け寄って無意識に後ろから飛びついた
「うぉ、なんだぁ!?!?」
『ルフィ、お願いがあるの!』
そう、私が必死になって探してたのはルフィ
だって私にはもう頼れる人がルフィしかいないから
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「自立しろ」
「海はいいぜ?」
つい今さっき離れたパパの言葉が
私の頭を支配して離れない
自立しろ、なんて言ってたけど
それが本音ではないのはわかってる
むしろ私を対しての最後の愛情かもしれない
結構サラッとお別れしたけど
今になって思い出が走馬灯の様に駆け巡ってくる
仕事で家を空けた時は
持ちきれない量のお土産を買ってきてくれたっけ
小さい頃に怖い夢を見たときは
よく一緒に寝てもらってたりもしたなぁ
いいことも悪いことも
思い出す度に泣けてきて目の前が滲む
今振り返ると自分がどれほど愛されてたかを
改めて実感した
だけどそのパパはもう側にはいないんだ
気を抜くと零れそうになる涙を
必死に堪えて天を仰ぐ
いつまでも引きずってちゃダメだ…!!
切り替えなくちゃ…!!
自分の気持ちを整理するように深呼吸をして
正面に立ちルフィに頭を下げる
『私を仲間に入れてください!!』
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あっぷるぱい(プロフ) - jackさん» はじめまして!ありがとうございます^_^ それはまだ秘密です♪お楽しみに!! (2020年3月26日 2時) (レス) id: b191aef1ce (このIDを非表示/違反報告)
jack - 初めまして!いつも楽しく読ませてもらってます!(^^) ふと疑問に思ったんですけど、この小説はドレスローザ以降は原作沿いではないんですか? (2020年3月25日 12時) (レス) id: 56d4f1c839 (このIDを非表示/違反報告)
あっぷるぱい(プロフ) - 遊星さん» いえいえとんでもないです!これからもよろしくお願いします。 (2020年3月18日 2時) (レス) id: b191aef1ce (このIDを非表示/違反報告)
遊星(プロフ) - あっぷるぱいさん» 分かりました。お節介かもしれませんが宜しくお願いします。 (2020年3月16日 11時) (レス) id: cc3dcebb37 (このIDを非表示/違反報告)
あっぷるぱい(プロフ) - 遊星さん» あれ、更新停止になってましたか?連載中になってるはずなのですが、、、。バクですかね??でも更新したので読んでいただけると嬉しいです! (2020年3月16日 3時) (レス) id: b191aef1ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あっぷるぱい | 作成日時:2020年2月17日 23時