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エンペラー「なら､お前を人質にするまでだ!」
絵恋「えっ…きゃあああああ!!」
何かが当たって､あたしは倒れるとそこで意識を失った…｡
マリウスサイド
マリウス「絵恋ちゃん…」
アジトを飛び出した僕は､東公園の
ブランコに座って泣くのを堪えていた｡
1年前は敵同士…今は､共に戦う仲間｡
なのに､君まで聡ちゃんみたいに離脱しちゃうの…?
そんなことを考えていた時だった｡
洋翼「マリウス」
声がして顔をあげると､洋翼がいた｡
マリウス「何なの?」
僕は冷たく聞いた｡
洋翼「うちの病院で入院している､ガーディアンズ・サポータートリオが教えてくれたんだ｡病室から､外で走っていく君を見たよ」
そう言いながら､洋翼は僕の隣のブランコに座る｡
洋翼「改めて､君と話がしたい｡蜜柑ちゃんとお姉さんにも､謝罪してきた｡それとマリウス､君にも申し訳ないことをした」
マリウス「…」
洋翼「絵恋がガーディアンズの候補であることを知らず､僕は彼女をスカウトした｡当時､僕が彼女に一目惚れしたのもいけないけど｡それだけじゃない｡絵恋の人生を狂わせ､おかしくなってしまったことも｡他の3人も同じだ」
洋翼…｡
洋翼「けど､仕方がなかった｡父さんが世界を変えるための計画に､助っ人が必要だった｡だけど､父さんは世界を変える神に利用されていたに過ぎない…」
世界を変える神…あっ｡
洋翼「僕らも利用されたんだ｡それに､その世界の神はKASUGANOコーポレーションの代表に憑いている黒幕の正体だろうと､僕ら家族は推測している」
マリウス「それって､復活するってこと!?」
洋翼「世界を闇に覆わせてから､世界を変える｡そういうことかな」
そんな…｡
1度､僕らが倒した敵が…｡
そう思った時｡
パシッ｡
マリウス「あわわ!!」
目の前の地面にカードが刺さり､僕はブランコに思わず乗ってしまった｡
洋翼がカードを拾って､見てみる｡
洋翼「…マリウス､大変だぞ!!」
Noサイド
カードに書かれた場所に来たマリウスと洋翼｡
そこは…｡
マリウス「西東丘第4スタジオ…」
洋翼「かつて､日下部さんと葵月さんを人質にとって君たちガーディアンズを誘き寄せた場所だよ｡そこで､舞と戦った…」
マリウス「洋翼､メンバーに連絡して｡僕は先に行くから」
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作者名：セーラーローズ&慧jump x他1人 | 作者ホームページ：http://wakabassl
作成日時：2020年5月3日 19時
