ローズとレインボーのガーディアンズ戦記(SZ×JW) 20 (ページ30)

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藤井流星side

藤井「ん…寒…」

しばらく寝とったけど寒くなって起きる

携帯をみると雅純からの着信が何件もきていた

藤井「寝過ぎた…神ちゃん…起き…」

神山「う…ん…」

神ちゃんも起き上がる

神山「…雅純からめっちゃ着信きとった」

藤井「俺も。早よ駐車場行こか」

楽屋から出て駐車場に向かう

藤井「そういや、スカーフありがとな。カッコいいで」

神山「ありがとな。のんちゃんに言われて作ってたんや」

藤井「あれ、オレンジベースやろ？照史のはどうなったん？」

神山「照史のはそのままのベースと別の生地を組み合わせたで。色は少し変わっとるからしっかり見ればちゃうで」

そうなんかと納得する

神山「あれ…楽屋何階やったっけ？」

藤井「…７階やけど」

神山「ここ…７階やけど」

へっ？

階を見てみると７階やった

生憎、エレベーターが故障中なので階段で降っとるんやけど全然駐車場に着かへん

藤井「全然…７階から変わってへんやけど」

俺と神ちゃんは目線を合わせると２つある階段に走ってった

俺はさっきまで降っとった階段

神ちゃんはもう一つの階段

俺は２階降りて神ちゃんは1階降りて

藤井「…会ったな」

神山「7階から全然抜け出せへんな」

俺らは…ファントム・フォーのどっちかに閉じ込められたってことか

打開策を考えとると、ザ…ザザ…と放送が入った

『久しぶりだな。藤井流星、神山智洋』

神山「この声…エンペラー‼」

エンペラー『そうさ、ご名答。お前らをこの階に閉じ込めた』

何やと…

エンペラー『ここから脱出するにはこの階のどこかにいる俺が持っているボタンを押す必要がある。ちなみに通信はできない』

ブツっと放送は切られた

神山「マジか…」

藤井「放送しとるっちゅうことは放送室やろ？でも放送室は7階ちゃうよな」

エンペラーは…どこにいるんや

神山「探そ、早く」

藤井「わかっとる」

俺らはエンペラーを探す為に走り始めた