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女性バイオリニスト達はビクビクしながらも､
ちさ子に文句を言った｡
ちさ子「…まぁ､そう思われるのも無理はないか」
女性7「はぁ!?」
女性8「何言ってんだよ､おばさん!」
ちさ子は､ガーディアン・ガンを下ろすと
女性バイオリニスト達の方を向いた｡
ちさ子「あたしはね､あんた達の事を思って敢えて厳しく指導してんの｡コンサートを見に来てくれるお客さんが､楽しんで笑顔になってくれるように｡あんた達も､好きでしょ?バイオリンの音色を聴きに来たお客さんの笑顔が」
バイオリニスト達「…」
ちさ子「あたしの事は何と思ったって､構わないわ｡けど､忘れないで｡あたしが､あんた達バイオリニスト達を大切に思っていること｡共に成長していくことを」
ちさ子の言葉を聞いて､バイオリニスト達は
バイオリンを下ろし始めた｡
メロディ「なっ!?ちょっと､あんた達!何勝手に､攻撃やめてんの!?それなら､もう一度…」
バン!
メロディ「うわっ!?」
ちさ子がガーディアン・ガンを撃ったお陰で､
メロディが持っていた黒いバイオリンの弦が
切れてしまい､12人バイオリニスト達の
洗脳がとけた｡
女性9「あれ…」
女性10「私たち…」
勝利「早く逃げて!!」
女性11「は､はい!」
女性12「分かりました!」
12人の女性バイオリニスト達は「キャー!!」と
叫びながら､会場を出ていった｡
風磨「ちさ子さん､あなたも…」
ちさ子「ううん､逃げないわ｡あたし､彼女に用があるから」
ちさ子は観客席を歩いていき､ステージへと向かっていく｡
勝利､健人､風磨も後を追った｡
ちさ子はステージに上がりながら「久しぶりね､音葉」と言った｡
メロディ「ちさ子…さん…」
メロディは震えながら､バイオリンの棒をちさ子に向けた｡
ちさ子「あたしを攻撃する気?やりなよ､あたしも攻撃するから」
ちさ子は聡にガーディアン・ガンを投げて渡すと､
近くに刺さっている聡のローゼレイピアを
抜いてメロディに向けた｡
メロディ「あ､あの…これは…」
ちさ子「うちのバイオリニスト達をよくもやってくれたわね｡あんた､それでもバイオリニスト?」
メロディ「く､悔しかったんです!ボク､ちさ子さんに憧れてメンバー募集のオーディションを受けて､最終オーディションまで行ったのに!」
ちさ子「あんた､行方くらましていたみたいだけど､ここで会うとはね｡驚いたけど…」
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作者名：セーラーローズ&慧jump x他1人 | 作者ホームページ：http://wakabassl
作成日時：2020年5月3日 19時
