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ローズガーディアンズからは中島とマリウスと絵恋ちゃん､
レインボーガーディアンズからはしげ､淳太くんと桐山くんが
行方不明になってしまった｡
さらに､洋翼に足の手当てを受けていた爾まで､いなくなってしまう｡
雅純「泰千さん､洋翼さん!見つかりましたか!?」
泰千「いや､いなかった｡俺たちが目を離さなければ…」
洋翼「僕､フロントの人に聞いてくるよ!」
泰千「頼んだぞ!」
雅純「お願いします!」
洋翼はフロントに向かいに､1階に下りていった｡
風磨「立神とZEROがひどい怪我してるっていうのに､何でこうなるんだよ!」
智洋「そういえば､望もおらんな…」
小瀧なら､さっきまで部屋にいたはず…｡
風磨&智洋&崇裕「…まさか!?」
アイツ､いなくなった爾を探しに行ったのか!?
崇裕「とりあえず､外を探すで!」
棗「それはダメです!」
風磨「棗!」
声がして振り返ると､棗と彗奏がいた｡
彗奏「今､出たら大変なことになるわ!」
風磨「どういう意味だよ!?」
棗「…窓の外､見てください」
俺たちは､近くにあったカーテンを開いた｡
智洋「何やこれ!?」
窓の外は､霧が見えないほど広がっていた｡
これ､異常気象じゃねぇか!!
崇裕「何も見えへんな…」
この霧の中に入ってしまった､というのか…?
棗「とにかく､霧が晴れるまではホテルの外には出ないで下さい!いいですね!?」
風磨「…分かったよ」
棗と彗奏は､雅純のいる所に向かっていった｡
智洋「今､レインボーパレットで通信をしてみたんやけど､圏外みたいや」
くそっ…みんな､無事だといいが…｡
俺は､窓の外の霧を見つめるのだった｡
絵恋サイド
マリウス「ねぇ､ここどこ…?」
半泣きのマリちゃんとあたしがいるのは､一本の道｡
周りには木々が沢山あって､霧が漂っている｡
あたし達二人は､ホテルの近くを散歩していた｡
…それなのに､ここまで来ていたなんて…｡
絵恋「通信を繋げてみたけど､ダメだった｡早く､ホテルに戻らないと」
マリウス「ううっ､怖いよ…」
絵恋「大丈夫だよ?戻ったら､温かいスイーツでも食べようね」
マリウス「うん…」
あたしはマリちゃんの手を繋いで､歩き出す｡
どれぐらい､歩いただろうか｡
霧は一向に晴れない｡
うん?あれは…｡
マリウス「どうしたの?」
霧の中に人の影が…｡
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作者名：セーラーローズ&慧jump x他1人 | 作者ホームページ：http://wakabassl
作成日時：2020年5月3日 19時
