ローズとレインボーのガーディアンズ戦記(SZ×JW) 11 (ページ44)

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Noサイド

ー東公園ー

チーターに乗った絵恋が､東公園にやって来ると

戦士姿のセクゾンが先に敵と戦っていた｡

勝利「あっ､エンゼル!」

セクゾンと戦っているのは､茶色のボブヘアで中性的な容姿をした少女｡

彼女はバイオリンを使って､攻撃していた｡

絵恋「ローズキーパラソル!エンゼル・トルビヨン!」

鍵サイズから武器サイズに変えると､折り畳まれた状態のパラソルで水色のつむじ風を起こした｡

「キャッ!!」

少女はバイオリンを落として､倒れてしまった｡

健人「助かったよ!」

絵恋はチーターから下りると､セクゾンの所に向かった｡

聡「彼女､1年前にも戦ったんだ」

絵恋「どういうこと!?」

風磨「多分､白鳥女と皇帝ペンギン野郎と同じく､復活したんだと思う｡あいつはバイオリンを使って攻撃してくる他､コオロギの怪人に変身して戦うんだ」

「その通り｡よく覚えているね」

少女はバイオリンを拾って､立ち上がった｡

「エンゼル・ローズ､キミとは初めまして?だよね｡ボク､真野(まの)音葉(おとは)｡コードネーム…メロディ」

マリウス「コードネーム!?それじゃあ…」

メロディ「ピンポーン!ライリー様に､復活させてもらったんだよ!」

天真爛漫な笑顔で､メロディは言う｡

メロディ「ボクはバイオリニストなんだけど､なかなか注目されない無名だったんだ～｡で､才能はあってもっと伸ばせるってレッスンの先生に言われて頑張ってきたわけ｡でも､全然ダメで先生からも見捨てられて､意気消沈していた所を彗奏という女性に勧誘されて､洋翼というお医者さんのオペレーションを受けたの｡それで､コオロギの怪人に変身できるようになって怪人体でレッスンの先生､殺しちゃった♪」

絵恋「ひどい…!」

メロディ「ボクは､ぜーんぜん気にしていないけどね!久々にローズガーディアンズと戦いたかったし､キミの実力も見てみたいし」

メロディはバイオリンを構えた｡

メロディ「話は､ここまでにしよ｡さぁ…卵の在処を言って!」

メロディはバイオリンを弾き始めた｡

メロディ「楽譜飛ばし!!」

暗い音色を奏でながら､大量の楽譜を飛ばしてきた｡

勝利「またか!パッション・ヒート・バースト!」

炎攻撃で､楽譜を燃やした｡

メロディ「やるねぇ｡これはどうかな?音符の矢!!」