ローズとレインボーのガーディアンズ戦記(SZ×JW) 11 (ページ41)

今日:3 hit、昨日:19 hit、合計:5,221 hit

61-2 ページ41

聖サイド

今日､本当なら栞子さんと映画を観に行く日だった｡

だけど､あの人は絵恋さんを怪人から庇って亡くなった｡

それに､栞子さんには改心してほしかったから…｡

ーーーーーーーーーー
～絵恋とレイチェルが戦っていた時のこと…～

栞子さんが立ち上がった時､僕は木の影からあの人を拘束した｡

ミア「(パピヨン・リング!)」

ステッキから蝶結びのリングを放ち､栞子さんを動けなくした｡

ミア「(レイチェル先輩､ごめんなさい…)」

ーーーーーーーーーー

数日後､栞子さんのお葬式が行われ､僕は出席した｡

その中には､絵恋さんの姿も｡

聖「この前は､ありがとうございました…｡栞子さん､友達が全くいなかったらしくて､あなたのような思いやりのある優しい人なら､仲良く出来たのに…」

絵恋「うん…でも､モデルライバルとして彼女を誇りに思っているよ｡仲良くしたかったし」

聖「そうだったんですね､ありがとうございます…」

絵恋さんは戦士だけど､この人も松島さんと同じように戦いたくない｡

だって､栞子さんと仲良くしようとしてくれたのだから…｡

せっかくだから､絵恋さんと映画を観たいな｡

聖「あの､実は今日､栞子さんと映画を観る予定だったんです｡良かったら､一緒に観ませんか?」

偶然にも､絵恋さんと観る映画が同じだった｡

何て言うかな…｡

絵恋「いいよ｡一緒に観よう」

聖「ありがとうございます(^o^)!!」

爾「あっ､遥さん｡いらっしゃい」

遥「やぁ､爾ちゃん｡お待たせ､絵恋ちゃん」

何か､クールビューティーな女性だけど､絵恋さんの知り合い?

絵恋「紹介するね｡彼女は､斑目遥ちゃん｡あたしの中学時代の同級生なの」

遥「絵恋ちゃんの友人､斑目遥です」

爾「遥さんは､西東丘警察署の刑事なの｡連続怪死事件を追っているんだって」

刑事…連続怪死事件…!

絵恋「どうかした?」

聖「な､何でもないです…」

このまま､僕らのせいで事件が続いてしまったら…!

それに､代表に度々憑依する黒い影…｡

ライリーとブライアンは､まだ気づいていないみたいだけど

いずれ､二人にも言った方がいいよね…?

遥「聖くん､映画が始まるから早く入ろう」

聖「は､はい!」

今は忘れよう､この話は｡