ローズとレインボーのガーディアンズ戦記(SZ×JW) 11 (ページ5)

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風磨サイド

淳太「失礼しまーす」

紫音「お待ちしていました!」

照史「これから､2年C組の出し物を撮影させていただきます」

あぁ､先生…｡

間近にいるけど､俺のことは一般人にしか見えないんだよな…｡

紫音「(風磨を見る)」

今､俺の方を見たよな!?

だけど､御札のせいで気づかない…｡

聡「風磨くん､撮影するよ!!」

俺は「悪い悪い」と､テレビカメラを持った｡

お､重い…｡

紫音「佐島さん､出番よ」

理穂「はーい」

黒いポニーテールに眼鏡をかけた女の子がやって来て､カメラの前に立つ｡

この子､アイツらの友達の1人だったよな｡

淳太「それでは本番､5秒前!4､3…」

重岡も証明を用意する｡

淳太「スタート!!」

淳太くんの声で､収録が始まった｡

理穂「こんにちは｡2年C組の学級委員を務める､佐島理穂です｡あたしたち､2年C組の出し物はゲーム屋をやることになりました!」

ちなみに､クラスの生徒がいたり､いなかったりとマチマチ｡

今いる生徒たちは､ラッキーだな｡

テレビに出られているんだぞ｡

俺ら､ジャニーズもいるんだぞ｡

って､御札で一般人にしか見えないんだった｡←

Aと和子の姿は…いない｡

アイツら､どこに行ったんだ…?

Aサイド

和子「琴都ちゃん､頑張ってますかね…?」

A「彼女なら､大丈夫でしょ」

あたしたちは､地下の購買のあるフリースペースで昼食を食べていた｡

和子のお弁当は､神林さんが作った豪華なお弁当｡

それに比べて､あたしはコンビニで売っているおにぎりと味噌汁のカップ｡

だって､料理は苦手だもん｡

和子「Aちゃん｡コロッケ､分けてあげますよ?」

A「いいの?ありがとう」

お言葉に甘えてコロッケを1個､もらう｡

うーん､コロッケ最高!!

ピクピク…｡

卵が動く音がしたので､和子は手提げの中を覗く｡

卵を保護してから､約2ヶ月｡

ピクピク動いているだけで､全然生まれない｡

それでも､和子は一生懸命､お世話している｡

もう､生まれてもおかしくないけどな…｡

昼食を食べ終えて戻ろうとした､その時｡

和子「Aちゃん?」

何かおかしいと思い､

通学カバンを覗くと､ローズパクトが黄色に点滅していた｡

A「和子､ガーディアンズ全員に一斉連絡して!来れる人だけでいいから」

和子「分かりました!」

あたしは､購買を飛び出した｡