ローズとレインボーのガーディアンズ戦記(SZ×JW) 11 (ページ4)

今日:4 hit、昨日:1 hit、合計:5,203 hit

57-4 ページ4

教頭先生ね…｡

烏山「SPなんて､必要ありません!!テレビは､もっと必要ないですわ!!」

田村「これは､我が学校の誇りにかけるためであり､我が学校の知名度をあげるためなのです｡どうか､ご理解下さい」

烏山「…えぇ､分かりました｡(セクゾンとウェストに)ヘタでもしたら､ただでは起きませんからね!頼みますよ!」

教頭先生は､そう言って不機嫌そうに出ていった｡

望「何やねん､あのおばはん」

マリウス「怖い…」

田村「気にしないで下さい｡教頭先生は､誰よりも生徒を大切に思っている方なんです」

そういう人には､見えないけどな…｡

Noサイド

校長室を出た烏山は､不機嫌そうに廊下を歩いていた｡

烏山「校長先生も､何なのよ…｡勝手なことばかりして」

烏山は､校則と規則を第一に考える厳格な教師で生徒たちから嫌われている｡

しかし､烏山はそんなことを気にしていなかった｡

ルイス「随分とお怒りのようですね」

烏山「!?」

烏山の前に現れたのは､グレーのスーツを着たルイスだった｡

烏山「どちら様?関係者では､無さそうですが…」

ルイス「私､以前はここの教員として働いておりまして…」

烏山「(こんな先生､いたかしら…?)」

ルイス「それより､何かあったのですか?」

烏山「えっ､えぇ…」

烏山はルイスに､自身の不満をぶちまけた｡

ルイス「…なるほど｡その不満､解消してあげますよ」

烏山「えっ…」

ルイス「どうぞ､こちらへ」

ルイスは､烏山を連れていった｡

マリウスサイド

智洋「次は､3年D組の出し物やな」

望「俺が呼んでくるわ」

スーツ姿の望くんが､舞台裏を出ていく｡

僕と神山くん､望くんがいるのは4階の大講堂の舞台裏｡

僕ら3人は､舞台で出し物をするクラスや部活を呼びに行ったり､

舞台裏で見張りをしたり､お手伝いをする係だ｡

今､モダンダンス部の部員たちが舞台で出し物をしている｡

僕は､琴都ちゃんが所属している演劇部の出し物が楽しみなんだよね～｡

しかも､間近で見られるもの｡

昨年の学園祭の『ロミオとジュリエット』や今年の演劇コンテストの『かぐや姫』も良かったな～｡

望「どうぞ～」

戻ってきた望くんが､扉を開けて3年D組の生徒たちを入れさせる｡

智洋「演劇部の出し物のリハーサルは､明日やったな」

望「おん｡今日と明日､そして当日の2日間､何もなきゃええけどな…」

そうだね｡