ローズとレインボーのガーディアンズ戦記(SZ×JW) 4

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日下部 Aside






＼パチパチパチ…／








真樹「この高校も面白かったね〜」


友世「でも、うちの高校には負けるけどね」


理穂「うちの演劇部は部員少ないけど、質は最強だからね。まだ観てないけど」







前の高校の舞台が終わって、拍手を送りながらそれぞれの意見を述べた。



まだ観てもいないのに、気がはやいよ(笑)







和子「Aちゃん。ｺｿｯ」


A「ん？」







隣に座る和子が小さな声で呟いた。








和子「あの件で皆さんOKしてくれました？」







あの件とはきっとセクゾンやWESTのことだろう。








A「うん。今もきっと仕事してくれてるよ、だからあたしたちはいざとなった時にこの場を落ち着かせなきゃ」


和子「そうですね。現れないのが1番いいんですけど…」







ほんと何も起こらず終えれるのが一番いいんだけどね〜…









アリス「はやく琴都、出ないかな〜。楽しみっ！」


全「「だね！」」









何事も起こらず無事にコンテストが終えれるよう、願いながらあたし達は次の高校の舞台に見入った。








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葵月 琴都side






碧楓「琴都ー！」






舞台のセットの整理をしている途中、碧楓ちゃんが焦りながら駆けよってきた。








「碧楓ちゃん、どうしたの？そんなに走ったら衣装が…」

碧楓「先輩どこ？！」


「先輩？先輩って誰先輩…？ひとまず落ち着いて…」






碧楓ちゃんは急いで息を整え、また早口で説明し始めた。






碧楓「大変だよ、綾女先輩がいない！」


「え？！もう次の舞台始まって、直前だよ？」


碧楓「そうなんだよ〜、どうしよおお…」


裕貴「最後に台詞の合わせしようと役柄がある人は全員集まったんだけど、部長だけが来なくて…」


尚生「今、みんなが探してるよ。…突然いなくなるなんてあの時みたいだ…」









尚生くんが話しているのは、1年前にやった学園祭で慧灯先輩がいなくなったことだろう。







本当にあの時みたい…






「とにかく急いで探そう、まだ間に合うはずだよ。舞台に出る人は待機して準備しておいて！」


碧楓「わ、わかった…！」




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22-3→←第22話 演劇部のピンチとキズナ。

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