4匹の稚魚達 ページ18
−ちびっ子設定(小学校低学年くらい)−
シ「今日は探検だ〜!」
モ「どこ行くの〜?」
ダ「この辺はだいぶ探検したぞ?」
マ「他のとこー?」
シ「隣町にいい感じの森見つけたんだ!」
やんちゃ盛りの4人組は好奇心旺盛で、何処までも出掛けていく。
モ「隣町まで行くの?」
ダ「まぁ、たまにはいいんじゃないか?」
マ「怒られないかなぁ?」
シ「バレなきゃ大丈夫だ!」
なんて言ってたのは3時間程前の事。大人にとっては狭い場所でも子供には迷路の様に感じるその森で4人は仲良く迷子になっていた。
ダ「なぁ、ここどこだ?」
モ「最初の所と違うよ〜?」
マ「もしかして…迷子?」
シ「違う!迷子じゃない!」
自分達よりも背の高い草のせいで方向感覚がズレたのと先頭をシルクが歩いていたので、余計に迷いこんでしまった。
マ「う…うわ〜ん!」
モ「マサイ、泣かないで〜」
ダ「そうだぞ…うわ〜ん!」
シ「お前ら、泣くなよ…」
?「ん?そこに誰かいるの?」
4人「っ!?(ビクッ)」
草を掻き分けて、4人を見つけたのは自分達よりも年上の人。
?「あれ、絹張さんとこの子じゃん」
シ「A姉ちゃん?!」
A「こんな所まで遊びに来てんの?」
4人「うわ〜ん!よかったぁ」
4人は泣きながらAに抱きつき、仲良く手を繋ぎながら帰路についた。
A「なんて事もあったよね〜」
シ「Aさん、やめてくれよ…」
モ「黒歴史だよねー」
ダ「忘れてくれ…」
マ「元はと言えばシルクのせいだけどな」
あれから20年近く経ったけど、こうしてたまに会ってはあの時の話をされる。
A「あのちびっ子達が今や超人気YouTuberなんだから、ビックリよ」
ケラケラ笑いながら言うAは、小さい頃は見上げてたけど今は自分達よりも小さい。と言ってもシルクとはあまり変わらないけど。
A「月日が経つのは早いねぇ。みんなはまだ結婚しないの?」
シ「Aさんこそ結婚しないのかよ?」
モ「俺らと飲んでて彼氏に怒られないの?」
A「あたしの恋人は、愛車とタバコだからいいのよ」
ダ「おっさんかよww」
マ「てか、Aさん飲んじゃってるよね?どうやって帰るの?」
A「え?シルクん家に泊めてもらうけど?」
モ、ダ、マ「シルクー?」
シ「初耳なんだけど?!」
A「今決めた笑さぁ、今日は飲むぞー」
その後、寝てしまったAを誰が布団に運ぶかで揉めてた4人でした笑笑
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作者名:天紅 | 作成日時:2022年4月26日 11時