出られない部屋 4 ページ4
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『此処はお互いに5つ質問をし、かつ真実を答えないと出られない部屋です』
おまっ、工藤！ これ二次創作で見たことあるやつやって……！！ 工藤……！！！
これ……！ 色んなCPが入っては、ぐんずほぐれつ♡♡ あっ、らめぇ、こんなところで♡♡♡ してきた場所やんけ……！！！ 工藤ッッ！！！！
そう気づいたが、彼にそんなの言った瞬間冷たい目で見られることは明らかだったので黙った。迂闊に地雷を踏み抜くと怖い。
イドンヒョクはスクリーンを見るなり、はぁ？ とデカめの声で私を威嚇したので私はもう何も言わないことにした。陽キャ、マジ怖い(n回目)。
彼はスクリーンの文字が消えても、壁を睨みつけていた。
……この人、本当にイドンヒョクなのだろうか。
いつも明るくて、人生楽しそうで、おちゃらけてて、人気者な。
……否、こんな状況だったら深刻にもなるか。私が「これ二次創作で予習したところだ！ スイスイ分かる！！」みたいになっているのが異常なのかもしれない。
オタクであったことを今ほど感謝したことはないが、同時になんとも微妙な気持ちにもなった。
というか、イドンヒョクも私みたいなのと閉じ込められてるからこうなっているのでは？
もっとクラスの可愛い子、例えば前の席のミンジュンちゃんとかだったら彼のテンションもこうはなってなかったかもしれない。
私でごめんよ、イドンヒョク。
それにしても、なんか過激な部屋じゃなくて良かった。イドンヒョクとそんなコトをスると考えると死にそうになる。
「なぁ」
「えっ？ なに？」
「その、質問。やらないと出られないから。やろ」
「あ、うん。わかった。先にどっちから」
「俺からで」
食い気味に言った彼に気圧されながらも頷く。
どんな質問が来るのだろうか。
名前は？ 生年月日は？ とか簡単なものにしてくれないだろうか。真実を答えなければいけないらしいし。
というか、む、胸のカップ数とか聞かれたらどうしよう！？ ……きっっっしょいな、私。自意識過剰すぎる。やめようやめようこんなの……。
私の心の内を知ってか知らずか。
イドンヒョクは少し緊張したような面持ちで口を開いたーー。
「Aさんって、好きな人とか、彼氏とかっている？」
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あき(プロフ) - めちゃくちゃ好きです！！！ありがとうございます！！！！！ (5月2日 13時) (
レス) @page13 id: 52a0eb3ad9 (このIDを非表示/違反報告)
やまぴ(プロフ) - 同人誌のノリ分かる夢主好きですｗｗボイプラも好きなので他作品も読みました！文体すごく好きです！更新楽しみにしてます！ (2023年4月17日 5時) (レス) @page4 id: b2d974e411 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ベロ子 | 作成日時：2022年12月23日 23時
