【実況者】憧れのあの人【セピア】 (ページ7)

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第六話ページ7

次の日の朝、ストラップの材料や化粧品を買いに行くためショッピングモールに来た。

『あ、あれ…先輩と誰だ？』

遠くに先輩と男性がいるのが見えた。
私は声をかけるのも悪いし横にある雑貨屋に行くことにした。

先輩を見て先輩の誕生日プレゼントを買っていこうと思った。確か先輩は柴犬が好きだったはず。私は柴犬をモチーフにしたものを探す。

あ、可愛いストラップがあった。
私はすぐにこれを買おうと思ったのでレジへと持っていく。

お会計を済ませ店を出る

「あっ…Aちゃん！私服姿可愛いね。」

先輩とバッタリ会ってしまった…

『先輩もカッコイイですよ。』

「俺そこの雑貨屋に行ってようか？」

隣にいる男性に気を遣わせてしまったのを申し訳ないと思い私は先輩に挨拶してこの場を離れる。

隣にいる男性が挨拶してくれてふと思った。

セピアさんみたいな声だったなぁ…

セピアさんは顔出しはしていなくて、マスクとサングラスをしているため顔はわからない。

後ろを振り向くと、彼のポケットから見えるストラップが見えた。白と黒しか見えなかったからどんな物かはよくわからなかった。

そしてお目当てのものを買い、ブラブラしてみる。美味しそうなクレープを売っている所に来たので私はいちご味のクレープを買った。

音速兄貴の為に、これ以上は使わないでおこう。

私はそう決めた。

先輩からLIMEが来た。

虻川先輩さっきの人とはぐれた!電話繋がらない!

何しているんだろう。この方は…

私はクレープをささっと食べてしまって先輩の友人さんを探す。

ふと、可愛い猫のぬいぐるみがあるお店を見てみると彼がいた。

「うわぁ…これ可愛い。買っちゃおうかな。」

『あ、あの…虻川先輩の友人さんですよね。
先輩が探していましたよ。』

「あ、え？！あぁぁぁ！なんかいっぱい通知来てる！ごめんね、ありがとう。」

彼はスマホを見てげっ…と言う。

『猫お好きなのですか？』

「はい、大好きです！」

セピアさんが言っているような感覚になって恥ずかしくなった。

『私もです。猫可愛いですよね〜。
あ、先輩の所まで一緒に行ってもいいでしょうか？』

「あ、はい。あの、この猫のぬいぐるみ買ってからでもいいでしょうか？」

大丈夫ですよと言ったら笑顔でぬいぐるみを持ち、レジへと向かった。

なんだかこういう所もセピアさんみたい。