【実況者】憧れのあの人【セピア】 (ページ35)

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第三十四話ページ35

その後、いろんな実況者さんが人狼で遊んでいるのを見てイベントは終わった
私は先輩とセピアさんにLIMEする

するとすぐに既読が付いた

セピアありがとう。このあと時間あるかな?近くに美味しいお店あるんだけど…

私はすぐに大丈夫だよと返信する
すると楽屋に来てほしいと言われた
私はどこが入り口なのかわからずウロウロするしかなかった

「ウロウロしすぎ、流石にそれは駄目でしょ」

振り向くとセピアさんが笑っていた
マスクを付けてるだけだけど、案外周りにはバレていないっぽい

私はセピアさんについて行った
そして廊下を歩いていると、セピアさんが急に立ち止まった
急だったので私はセピアさんの背中にぶつかってしまった

『あ、ごめんなさい！』

するとセピアさんはこちらを向いて私を抱きしめた

「会いたかった…会場で見た時どれだけ嬉しかったか…」

『私もセピアさんに会いたかったよ』

ここ廊下だから恥ずかしいと伝えると、楽屋でならいいんだとからかわれた

そしてセピアさんの楽屋にお邪魔する

「失礼しま…え？」

「ん？セッピー、誰連れてきたの」

椅子に座ってスマホをいじるうっしーと、レトルトさんがいた

「なんで俺の楽屋にいるんですか。うっしー誰だっていいでしょ」

私はセピアさんの後ろに隠れる
それを見てうっしーは立ち上がって私の方に近づいてきた

「ふーん…あ、この子イベントに来てた子だ」

『え…なんで覚えてるんですか』

「うっしーって意外と人の顔覚えるの得意だもんねぇ…」

レトルトさんが笑いながら言う

「セッピーはこの子といちゃいちゃしたいだろうし、俺らは退散しますか」

「ありがとうございます」

「じゃあ、お邪魔しました。あ、君はアブさんとも仲良くしてあげてね」

うっしーとレトルトさんはニコニコして出ていった。最後のは何だったのか

「ごめんね、いるとは思ってなかった」

『大丈夫だよ、あんな近くであの二人を見れるとは思ってなかった…』

私は少し興奮気味で話すと、セピアさんはムスッとした顔で私を壁に追いやる
どこかで見た光景だ

「俺よりあの二人の方が良いの？」

あ、セピアさんはおこみたいです