【実況者】憧れのあの人【セピア】 (ページ33)

今日:5 hit、昨日:0 hit、合計:8,568 hit

第三十二話ページ33

朝起きると、会社からメールが数件届いていた
確認してみると、今日のうちに戻ってきて欲しいという内容だった
もう一泊する予定だったが、仕事も片付けてしまったし予定が早まっても問題はない

『先輩が起きる前に顔洗って化粧しとくか』

準備を終えて先輩を起こす

「え、今日戻らないといけないの」

先輩は嫌そうな顔をして、ゆっくりと準備を始めた

会社に戻りすぐに資料などを渡す
私達は移動で疲れたが仕事を始める
先輩は居眠りを始めてしまった

戻ってきた事をセピアさんにLIMEする
するとすぐに既読が付いた
彼はあの後一体どうなったんだろうか…気になったのでそれを聞いてみる

セピア皆泊まらずに帰ったよ〜

これだけでホッとした。あの女性とは何も無かったようなので安心して仕事が出来る

「Aちゃん、そろそろ帰ろっか。俺達出張帰りだし早めに帰っていいよって上司から言われたんだ〜。」

送ってくから準備してと言われ、私はPCを片付けて荷物を持って駐車場へ行く

「だいぶ慣れたよね、俺の車」

『何度も送って頂いているので…まぁ』

先輩は嬉しそうにして運転をする
私は助手席から外を眺めていた
すると先輩が、何かを思い出したのかいきなり声を上げた

「そういえばそろそろイベントがあるんだった！あ〜…Aちゃんも来る？」

『勿論行きたいですけど、仕事がなければ』

「ふふ、じゃあチケット用意しとくね
仕事は入れさせないように頑張ってね〜」

『え、そんな無茶な…』

確かセピアさんと先輩は一緒にイベントに出るとか言っていたなぁ…あともう一人いたはず

誰だったかな…