【実況者】憧れのあの人【セピア】 (ページ26)

今日:9 hit、昨日:0 hit、合計:8,572 hit

第二十五話ページ26

セピアさんと付き合ってから1ヶ月が経った
付き合った事を皆には秘密にしている
今日はセピアさんの家に行く予定
私はワンピースを着ていく

インターホンを鳴らすと、セピアさんじゃない方の声がした。入ってと言われたので家に入る

『お邪魔しまーす…』

「べっぴんさんやなぁ！」

ドアから現れたのは、音速兄貴のメンバーのふぁんきぃさんだった

『あ、あの…セピアさんは？』

セピアさんが来ないので心配になった
部屋で寝ているらしい
リビングへ向かうとセピアさん以外のメンバーが集まっていた

「ふぁんきぃ、この方は誰？」

「んー、わからん！取り敢えず入れといたわ」

『あの…セピアさんの友人です‥』

recogさんとマリオさんがソファにどうぞと言ってくれた
ふぁんきぃさんは相変わらずジロジロ見てくる

「セピアさん昨日結構お酒飲んでさ…
疲れてるみたいだったしまだ起きてこないかも」

マリオさんがお茶をくれた
音速兄貴のメンバーさんはだいぶ自由人みたい
ていうか、ここの家の主を起こさないとは…

音速兄貴の方を生でみるのは初めてではないがこんな近いのは初めてなのですごい緊張してる

「俺達の事知ってるかな？」

recogさんが話題を振ってくれた

『はい、音速兄貴ですよね。ライブ行かせてもらいました。凄く楽しかったです！』

「セピアのおっかけ…ちゃうよな？」

ふぁんきぃさが低い声で聞いてくる
私は少しビクッとした

『違います！あの…私、アブさんの後輩でたまたま知り合ったんです。それで仲良くなったんです。おっかけとかじゃないです』

説明するとふぁんきぃさんはビックリした顔になった。他のメンバーの方も同じように驚いている

「例のあの子か！セピアさんにストラップあげてる…」

音速兄貴の方達にはやっぱり知られていました
ライブでセピアさんがスティック手渡しした相手か〜とマリオさんは笑っている

「騒がしいけどどうしたの…」

セピアさんが目を擦りながらリビングへ来た
ふぁんきぃさんが笑いながら私がいる事を説明すると、セピアさんは驚いた

「うわっゴメン！昨日飲んじゃって寝すぎた…」

『大丈夫だよ。最近忙しいんでしょ？休む事も大切だし』

セピアさんは部屋へと戻った
するとメンバーの方達からの質問攻めがきた

セピアさんは戻ってくるなりメンバーを追い出そうとした。曲の打ち合わせをするとバンマスが言うので渋々やめた